(約 6,600文字の記事です。)
WordPressを始めるためにレンタルサーバを探すと、
- Xserver(エックスサーバー)
- ConoHa WING(コノハ ウイング)
- mixhost(ミックスホスト)
推しの記事がたくさん出てくる。上記3社は確かに色んな機能をカバーしているのだが、月額が高い。毎月10万PVにも満たない小規模サイトには辛い出費だ。
何とか月額千円未満で抑えたい。当初はColorfulBox BOX1を検討したが、最終的に再びスターサーバにすることにした。
私も使っています😊
月額コスパ最強なのに高性能なサーバ。月額サブスク費用がかさむクリエーター必見。
対象読者はこれからWordPressを始める初心者。ただし「ちょっとしたトラブルは自力でネット検索して解決する」つもりの人。PCにちょっと詳しいよ、という人ならば乗り越えられるはず。(逆にPC苦手というような人には向かない記事です。)
更新履歴
2022/10/10 記事の一部をメンテ。振り返ってみてもやはり自分にはXサーバよりもスターサーバが合っている。主にコスト面で😊
前提条件
私がレンタルサーバーを選ぶ前に、私の要求を明らかにしておこうと思う。
- 運営予定のWordPressサイトは1つか2つ(だがテスト用サイトを考えると2倍の4つは動いて欲しい)
- 最初は1つで運用でOK
- 専門分野のWebサイトを作りたい
Local by Flywheelの仮想環境で開発したい(別ドメインの同サーバ内テストのほうが確実)将来的に「はてなブログ」からWordPressに移したい(完了済み)- アフィリエイターではないので趣味ウェブサイトのアクセス量で十分
- 電話サポートなどには期待していない(基本、自己解決の世界だと思っているので)
- なるべく安い月額で
- 独自ドメインはムームードメインで取得済み
これらを考えると、
- WordPressを複数入れられること
- それが可能な最小構成でOK
- レスポンスの速さはあまり重視しない
- サーバ容量もさほど多くなくていい
- 電話サポートは期待していない
- 新規契約時の独自ドメイン無料サービスは不要
こんな具合になる。調べたところ、大体どのレンタルサーバーでも下から2番目のクラスになる。一番下のクラスはWordPressが1つしか使えない。データベース利用数が1の場合がほとんど。後は価格で容量だったりCPU数だったりが変わる。
電話サポートのあるサーバはほぼ月額千円以上のクラスだ。なのでそれは不要。基本的にサーバのトラブルシュートは自分で調べて解決するべきものだと思うし、今まで自作PCなどでトラブルシュートの経験値は素人以上なのでそこに不安はない。
ではサーバ各社を検討した結果を書いていく。
よく出るオススメ3社の検討
WordPressでレンタルサーバ選びをすると、やたらと
- エックスサーバー
- ConoHa WING
- mixhost
推しの記事が出てくる。確かに高性能なのはよく分かるし、初心者が迷ったら「無難にエックスサーバー」な理由も分かる。だが趣味でWordPressを始める小規模サイトにはオーバースペック。
そして年間維持費が高い!これだ。軽く1,000円を超えてくる。
だが月額500~600円のレンタルサーバになると今度は機能に不満が出てくる。性能の善し悪しではなくて、利用可能な機能が激減するのだ。例えば、
- 利用可能なMySQLのバージョンが古い
- 各種設定ファイルで編集可能な上限値が低い
- 自動バックアップ機能がない
- WAFがない
- プランはアップグレードできるがダウングレードできない
これらは後付けで何ともならない。サーバーレスポンスという性能の話ではない。機能の話なのだ。そして具体的に困ることとして上記に対応する順に書くと、
- テストサイト構築時の足かせになる
- 使いたいWordPress用プラグインが使えない
- 他人由来のデータ消失時に困る(サーバー側のトラブル、不正アクセス被害発生時)
- セキュリティ・レベルが下がることは明らか
- 一時的に高機能化させられない
趣味WordPressでエックスサーバーは高め
もちろん費用を工面できるならばエックスサーバーでいいだろう。だがどうやっても月額が高い。移管ドメイン無料にできるけれども、年額のコストが「現状のドメイン年間維持費+サーバ年額」よりも高いのだ。私の計算では約4千円ほど高い。これに見合うサービスなことは分かる。だが最小のスタンダード(旧X10)プランでも初期費用で大体14,000円からスタートするので初期費用も高い。
逆に言えばこのくらいの予算を組めるならば無難にエックスサーバーでいいだろう。
コストの代償は主に手間やちょっとした不便さだっりします。これらを回避したいならばやはり無難にエックスサーバにしとけ、となるかと。
だが高い。
同様の理由で、ConoHa WING 、mixhostも諦めた。高い。そして別にアダルトサイトを作りたいわけじゃないし。
当時はColorfulBox BOX1でスタートし、不満が出たらBOX2にアップグレード、と考えていた。
だがサーバ上で
- 本番用の公開サイト
- テスト環境としてのコピーテストサイト(非公開)
特に2でWordPressやプラグイン、PHPなどのアプデ検証をするためには公開サイトの2倍のWordPressをインストールすることになる。その必要があるかどうかはまだよく分かっていないが、もしそうなるとColorfulBox BOX1などではとてもじゃないが無理。
それにBOX2の価格はエックスサーバーのX10と同じ価格帯なので、だったら最初からエックスサーバで、という気持ちも、なんだかなぁ、という具合で、決めたつもりがまだ煮え切らないという中途半端な状態で。
で、再び色々悶々と考えていたところ、やっぱりスターサーバがいいんじゃね?今ならハイスピードプランが半額じゃね?ということで再検討した結果。
再び振り出しに戻る。
以下はスターサーバの話。
なお情報によると2021年8月時点で名称変更が行われたようだ。
- (旧)プレミアムプラン →(新)ハイスピードプラン
- (旧)ビジネスプラン →(新)エンタープライズプラン
12ヶ月以上の契約で半額キャンペーン(終了)
2022/10/10 追記。
だが相変らず長期契約で半額キャンペーンは今も継続中。
これがあると色々と話が変わる。というのも、価格帯から考えて最初からライトかスタンダードしか考えていなかったのだが、仮に12ヶ月分だけ半額にしたとしても、初期費用を抑えるという意味では十分にいい。2年目から正規の9,900円かかっても別にいい。
しかもハイスピードプランなので色んなグレードがスタンダード以上なことは明らかだ。SSD容量にしても転送量にしても、恐らくはCPUの数もスタンダードより多いことは間違いないだろう。そしてハイスピードの上がエンタープライズしかないことを考えると、個人利用用途ではほぼ最高レベルだと思う。それが12ヶ月~36ヶ月半額で申し込めるならば、少なくとも12ヶ月で申し込んだとしても初期費用は約5千円で1年間は低コストで運用できる。かなり余裕のあるサーバスペックで。」
とはいえ、ハイスピードプランがエックスサーバと比べてどうか、と言う情報を探してみたが、見つからなかった。スタンダードプランとの比較は結構あったのだが。
なおスタンダードからハイスピードプランへはアップグレードできない。サーバ自体が別物なので新規申し込みしか手がない。だったら最初から今の機会を生かしてハイスピードプランからスタートした方がいい。
12ヶ月の申し込みで約5千円、24ヶ月の申し込みで約8千円ならば初期投資としては十分に安い。お財布の許容範囲内だ。
半額キャンペーン後を考えても納得の価格
その後は毎年正規の価格になるので、12ヶ月の契約では約1万円、24ヶ月の契約では約1.6万円程度になるが、1~2年のうちにどうなるかは分からないし、それでもいいと思っている。それでもエックスサーバよりも安いし、ドメインの維持費を加味してやや安いくらいだ。
そしてスターサーバのサーバ機能自体はエックスサーバと同等かやや上だと思うので、スターサーバのハイスピードプランからエックスサーバのX10プランへの乗り換えは、よほど明確な理由がない限り必要なさそうだ、と言う感想。
違いはユーザーサポートの質と速さだと思う。だが私は個人的にこの手のトラブルは自己解決が基本だと思っているので、サポート代金として月額を高めることには不満だ。なので私にはスターサーバがあっているのだろう。
次にスターサーバのデメリットだった部分を再検討した結果の話。
スターサーバの弱点が解消された
以下はWordPressのみの運用が前提の話だ。
自動バックアップは自分で用意できる
WordPressのプラグインでBackWPupを使えば自動で定期バックアップを取れる。FTP経由で画像ファイルもバックアップ先を自宅PCのHDDに定期的に移動させれば遠隔地バックアップにもなる。また自動で自宅PCへの差分バックアップの仕組みも自力で簡単に作れそうだと言うことが分かった。(また手動でやっても大した手間じゃない。)
また当然ながらバックアップからの復元も無料で自力でできることが分かったので、この点は解決した。(ファイルの上書き、差し戻し。あるいはMyPHPadminにログインしてデータベースを指定してインポート程度。これだけ。騒ぐほどじゃない。バックアップファイルさえ手元にあれば、ね。)
WAFはプラグイン+CPU能力が高ければ問題なし
WAFについてはプラグインのAll In One WP Securityを使うことで問題なしと判断した。ただしCPUを消費するプラグインだと言うことが分かったので、CPU能力がある程度高いプランを選ばざるを得ない。結果、ある程度ハイスペックなプランでないといけない。ここに来てスターサーバのハイスピードプラン+半額は魅力的だし、このプランでCPU処理が遅いこともないだろう。となるとWAFはプラグインで何とかなる。これも解決した。
となると、当初危惧したスターサーバの弱点が解消された。結果、高性能サーバ+性能の割に低価格、というメリットだけが残った。というわけでついにサーバはスターサーバ ハイスピードプラン+半額キャンペーン、これが今の私の結論だ。
合計で5日くらいかかったサーバ選びもついに終止符だ。
なおエックスサーバーとの比較で大きな違いはスターサーバでは「SSHが使えない」点がある。だが私がそれを必要とするかどうかは分からない。WordPress以外に何かを入れる予定がないので私には不要な物なのだろう。
今のサーバ仕様の確認
2021/11/09現在のスターサーバのハイスピードプランの仕様はこんな具合。
- SSD容量:320GB
- 転送量目安:27,000GB/月(900GB/日)
- サーバソフト:nginx
- PHP バージョン:8.0.x / 7.4.x ~ 7.0.x / 5.6.x ~ 5.4.x / 5.3.3 / 5.1.6
- データベース:MySQL 5.7.xらしい(公式情報は見つからず)
- データベースのサイズ:3,000MB(快適に使える目安)
WEBサーバーの仕様 | レンタルサーバー【スターサーバー】
この条件ならば今のLocal by Flywheelで環境を作れる。よかった。
半額キャンペーンは2021年12月8日まで(終了済み)
2週間のお試し期間があるので、その間にサーバとLocalとのテストや、レスポンスの状態、バックアップ体制の構築などで問題がないか確認したい。このキャンペーン中に契約したい。
初期費用を抑えるならば12ヶ月契約で約5千円に抑えるのがいいだろう。だがもしテストの結果が良好ならば、24ヶ月契約で約8千円にしても惜しくはない。3千円の差ならば許容できる。いやいや、ならば36ヶ月契約の約1万円が一番お得、ということになるが。そもそも初期費用を抑えたいことも課題なので、悩ましい。
やっぱりサーバを変えたい、という結論になるリスクは有り得る。こればかりはギャンブルだ。
- SSD容量:320GB
- 転送量目安:27,000GB/月(900GB/日)
- サーバソフト:nginx
- PHP バージョン:8.0.x / 7.4.x ~ 7.0.x / 5.6.x ~ 5.4.x / 5.3.3 / 5.1.6
- データベース:MySQL 5.7.x
- データベースのサイズ:3,000MB(快適に使える目安)
このスペックで36ヶ月分が約1万円(36ヶ月×月額275円)は底値と言ってもいいだろう。
11月中に決断したい。
今回の創作活動は約2時間30分(累積 約2,612時間)
(762回目のブログ更新)
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