Photoshopを23時間で学ぶコースの感想(18時間で終了)

お絵描きと言えばクリスタが有名だが、クリスタ登場前はPhotoshopがお絵描きのメインツールだった。なのでクリスタ使いでもPsの名前を聞いたことくらいはあるだろうし、触ったことがなければ色々と気になるだろう。

今のPsは生成AIに力を入れていて、この点はAIを導入していないクリスタとは別路線を歩んでいる。AI技術も絵描きとしては大いに気になるところだろう。悶々とするくらいならばサッとPsを学んで全体像を把握したほうが楽だ。

今回は初心者がPhotoshopを駆け足で学ぶとどれくらい時間がかかるのか?Udemyの「Photoshopの全てを23時間の動画と演習で完全マスター 初心者から使えます」を学んだ感想など。

(約 2,600文字の記事です。)

更新履歴
2024/05/14 公開

目次

Udemyの動画教材で学習

UdemyでPhotoshopを検索し、色々検討した結果、価格と動画のボリュームを考えてこれに決定。動画教材は長ければ長いほど「濃い・内容が充実している」教材が多い。(たまにハズレもあるけれど😅)

選んだ教材はこちら。

3DCGに限らずソフトウェアの習得には動画教材が一番いい。デュアルディスプレイ環境では一方に動画を全画面で表示させ、他方でソフトを起動させれば平行して学習できる。

大和 司

もちろん書籍での学習もいいが、動画教材がある場合にはできる限り動画教材で学習したい。情報量が桁違いだ。

Photoshopの有料教材チュートリアルを全部終えた。これでPsの超絶基礎を一通り押さえた。とりあえず表面上はPsについてはド素人ではなくなったわけだ。(各機能の細かいテクニックは除く。)今回はPsを一通り学んで、というか十数年前にはPsを使っていたが今回は駆け足でPs 2024年版として知識をアップデートした。その結果の感想など。

PsはAI利用に進化している

チュートリアルでも2018から2024までの進化で、特に自動認識や自動補完、つまりAIを用いた自動化の部分がすごく進歩していると言っていた。かつてはコピースタンプツールでコツコツやっていた作業がブラシでサッとなぞるだけであとは数秒待てばAIが補間してくれるイメージだ。

さて、一通り学んだ感想として、やっぱりプロ用ツールなので設定が細かくて、几帳面な私は全機能を知りたくなるが、かなり現実的じゃない。

そして多くのユーザーはPsを知りたいのではなくて、より短い時間で、より少ないエネルギーで、見栄えのする絵、望んだ修正結果、これらが欲しいわけだ。その点で言えばPsは肥大化しすぎ?とも思える。プロのためのツールとしては十分だが、初心者や素人向けではなくてオーバースペックだ。

教材は23時間だが私は18時間で終えた

毎日30~45分の学習を約1ヶ月続けた(というか終わってみたら1ヶ月経っていたw)

今回の学習からTickTickのフォーカス時間記録機能を使って毎日の学習時間を計測してみた。結果、約18時間でこのコースを終えたことが分かった。

TickTickでの時間計測やタスク管理に興味のある人はこちらをご覧下さい。

基本は1.5~2.5倍速視聴

Udemyの純正ビデオビューワーでは2倍速までしか対応していない。そこでChromeのアドオンを使って好みの速度で動画を視聴することにした。

これを使って通常は1.5倍速、流し視聴なら2.5倍速以上で全体像を押さえる。チリツモで18時間で終了。

ではこのコースの感想を書いていきます。

いい点

Psの全体像を高速学習できる!

  • 超絶初心者用の丁寧な解説
  • 解説の省略が少ない
  • Photoshopの全体像を『軽く』押さえられる(深い解説は一切ない)
  • Photoshop 2018~2024までのソフトの進化の解説が時々入っている
  • 2023, 2024の最新のAIを利用したツールの解説が少しある

軽い解説にとどめてPsの全体像の理解を18時間で抑えられたのはまぁまぁ満足。総評としては超絶丁寧な解説。だが、これは次に書くが逆に「だるい、冗長」という諸刃の剣。

悪い点

個人的には時間数の割には情報量が少ないと感じた。初心者用と言えば聞こえがいいが、中身が薄いとも言える。私には後者に感じた。Udemyのセールで買ったから不満はないが、定価の価値はあるかといわれれば、かなりキツいと思う😖

大和 司

以下はかなり辛口の評価です。特にクリスタ経験者の目線で評価しています。ド素人の目線ではない点に注意!

クリスタ経験者には冗長な解説が多い

初めてグラフィックソフトを触る人が学ぶ分には丁寧な解説だ。だがクリスタを触っている人には常識的な情報が体感で2~3割ほどある。レイヤーとかマスクとか、調整レイヤーの特徴など。なのでクリスタ経験者からすればかなり物足りない内容だ。

実践的な内容はかなり少ない

基礎知識の学習に全振りしているので、時々入ってくる演習の実用性はほぼない。最初のほうでは正直にチュートリアルに従って手を動かしていたが体感で約15時間目以降は演習教材では視聴のみ。多分意味がない。ネオン管なども応用性がないので学びが少ない上に余計なフォントをインストールしたくない。あくまでも「そういう使い方があるのか」程度でいいだろう。

大和 司

実践的な内容は「各分野に絞った別の教材」で技術を強化することを考えた方がいい。この教材はあくまでもPs全体像を速習するコースだと思った方がいい。

終盤の演習についても速読でOKだ。雪の降る町の風景の加工では割といい感じの実用性のある教材だったが、他の演習は視聴だけでいいだろう。ジグソーパズルで何かを表現する日は多分来ないと思う。

中級者が使うホットキーが解説されていない

この教材は恐らくは別々の教材を1つにまとめ直したものだと思う。序盤で解説した内容が中盤でも繰り返し出てきて冗長だ。また例えばブラシの直径をカギ括弧のホットキーで変えられる点や、Ctrl + マスクレイヤーサムネのクリックで選択範囲の復活など、クリスタでもお馴染みのホットキーの解説が最後まで出てこなかった。毎回スライダUIでブラシの直径変更や、メニューからたどっての選択範囲の復活など、かなり冗長。2.5倍速視聴でも理解できた理由はここら辺にある。

【総評】Ps全体像をざっと押さえるにはオススメ

改めてコースの目次を眺めてみると、結構なボリュームであることが分かった。学習を終えているから頭に一通り入っているがが俯瞰で見れば大小様々な項目を一通り解説しているという印象。

Photoshopの書籍は多くが「特定分野に特化した専門書」であることが多い。そして初心者向けの本は薄すぎる。このコースのように「浅く広くを全部」という教材は、実は意外と少ない。

ただしクリスタ経験者からすれば色々と物足りない点が多い。なのでこれ以上は各分野に特化したPs教材が必要だろう。

価格としては定価はちょっと無理。なのでUdemyのセール時の2,000円以下ならばその価値は十分あると思う。

大和 司

以上、「Photoshopの全てを23時間の動画と演習で完全マスター 初心者から使えます」の私の感想でした😊

Udemy

Photoshopに限らず3DCG関連でも色んな教材があるので一度覗いてみて下さい。

グラフィックデザインとイラストレーションの人気オンラインコース

今回の創作活動は約2時間15分(累積 約3,806時間)
(969回目のブログ更新)

ご支援のお願い

筆者はAmazonアソシエイト・プログラムに参加しています。(Amazon様の商品を宣伝することで紹介料をAmazon様から頂けるという大変ありがたい仕組みのこと。)
以下の商品名や画像アイコンをクリックしてからAmazon様で何かお買物をして頂ければそのご購入総額の1~2%が私に寄付されます。クリック後に別の商品のご購入でもOKです!誰が何を買ったかは私に通知されませんのでご安心下さい😊

また当サイトは楽天アフィリエイト、バリューコマース Yahoo!ショッピング アフィリエイト、および第三者配信の広告サービス(Googleアドセンス)を利用しています。

【他の関連記事を絞り込む場合】
下の カテゴリ名 タグ名 をクリックして下さい

目次