(約 4,400文字の記事です。)
3ds Max学習3回目ですが、今日から本命のセルルックなキャラクターをレンダリングするための学習に入っていきます。
対象読者は3ds Max初心者でセルルックな画像が欲しい人です。
更新履歴
2022/11/06
3ds Max 2023でサンプルファイルを開けなかったエラーの解決方法?を追記。GoZ関連の情報を追記。記事をメンテ。
教材は無料の動画チュートリアル
学習教材はこちら。
ダウンロード素材あり
上記URLの画面最下部にダウンロードボタンがある。必要事項を記入すればダウンロードできるようになる。
この教材は3ds Max 2022で学ぶべし!
第1回のみ3ds Max2021で解説され、第2回以降は3ds Max 2022で解説されている。なので最初から3ds Max 2022で学習を開始した方がいい。というのも現在の最新版 3ds Max 2023ではファイルが開けなかったのだ。謎。
最終的にはごちゃごちゃやってから2023でも開けるようになったが、動画そのものは初回以外は3ds Max 2022なので無難に2022でいいと思う。
3ds Max 2023でいきなりエラー!
確かに使用バージョンは2021, 2022となっているので2023で動く保証はないが、いきなりファイルを2023では開けず😭多分私の環境依存だと思う。すんなり開ける人はラッキーだったと言うことで、この章は飛ばしてOK。
そして色々試した結果、ガジャガジャやっている内になぜか2023でもすんなり開けるようになってしまった。もしかしたら私の固有の環境のせいかもしれない。あるいは3ds Maxインストール時に英語UIで開いたり日本語UIで開いたり、GoZを入れたり色々やって何かが壊れたのかも知れない。あるいは3ds Maxのインストール順が、2023>2021>2022という変な入れ方をしたせいで、インストーラーに環境設定を変に書き換えられた可能性もある。(ま、普通は発表順に入れるはず。)
とりあえず開けるようになるまでに試したことは、
サンプルファイルを3ds Max 2022で開いて2021, 2022形式でそれぞれ別名保存。それらを3ds Max 2023で読み込ませるテストを行なった。どちらもエラーで3ds Max 2023が落ちた。が何回か繰り返してみたら今度は違うエラーが出てきた。そして2023で読み込めたもののテクスチャが真っ黒。ちょっとおかしいぞ?リセットをかけてみよう。
C:\Users\Zenon\AppData\Local\Autodesk\3dsMax\2023 - 64bit\JPN
(人によってはJPNフォルダ以外かもしれない)
3ds Maxの以下の設定ファイル2つをバックアップを取ってから削除、3ds Max起動、これによって環境をリセット。
- Plugin.UserSettings.ini
- 3dsMax.ini
そしたらすんなり読み込んでくれた。
今までの苦労は何だったのか?
その後オリジナルの2022保存のファイルを読んだがすんなり2023に読み込めた。もはや何が原因だったのかよく分からない。(3ds Maxインストール直後だったのでほぼクリーンな状態だったと思うのだけれど。)
GoZの話
これによってGoZも消えた(ように見えた)ので、GoZも再インストール。でこの画面ね。もしかしたらここをYesにしてインストールしたのがまずかったのかも?と思ってNoにして再インストールしたりしたが、結局症状は再現せず、以後はすんなりと3ds Max 2023でもオリジナルファイルを読み込めている。何だったのか謎。
なおボーンデジタル様のサイトでは、どうやらここはNoを選んでインストールしておいた方がいいかも。
そもそもYesとNoで切り替わるGAMMA/LUTの有効/無効の影響がなんなのかが分かっていない初心者です😱
https://support.borndigital.co.jp/hc/ja/articles/360006276174
なおこのウィンドウを再度出すためにはGoZの再インストールが必要。Zbrushの環境設定>GoZ>強制再インストール>3ds Maxを選べばいい。
GoZのアンインストール方法
これ、探してもなかなか出てこなかったのでメモ。どうやら手動インストールの逆の手順をやれば消えるらしい。
サンプルファイルは第1回目のみ2021、他は2022で作成されていた
それじゃぁ3ds Max 2021で続きを開けないぢゃん💢。なので素直に最初から2022か2023でいった方がいい。
なおエラーコードの情報が少なかったのでココにメモしておこうと思う。
結局3ds Max 2022をダウンロードする羽目に。
Pencil+のデモ版をインストール
3ds Max 2022インストール後にPencil+4のDemo版をさらにインストールしてから、サンプルファイルを開こう。そうしないと「○○が見つからない」というエラーが出る。
もう期待に胸が膨らみすぎて、とりあえず細部はいいから「とにかくセルルックなレンダリング結果」の所までスキップして、いざ実践。
ついに欲しいものが手に入った😍
そうそう、これこれ、これでいいんだ。
ついに手に入った。こういう絵が欲しかった。線画の太さも不均一で、自然なセル画調の絵。
まさに今までNew Typeやアニメディアで見たことのある設定画のような1枚絵。
これの元データは以下のように見えている。でも最終的に欲しいのはコレジャナイ。(メッシュ自体は必要だけれど、レンダリング結果でこれが欲しいわけじゃない。
上図のような絵は、どんな3DCGソフトを使っても、大抵この見た目になる。何の変哲も面白みもない、ごく普通の3DCG絵だ。The 3DCGメッシュという感じがする。顔の影は不気味ですらある。またフィギュア用としてはスカルプトが少ないし、ゲームキャラ用としてはもっとポリゴン数を減らせるし、サブスタンス3Dペインターなどでテクスチャの追い込みが必要なレベルだ。
でもこれがPencil+でこうなる訳だから。セルルック用としては十分だ。綺麗にスッキリと仕上がる。無駄な陰影がない。トポロジもメッシュの流れも見えない。テクスチャのリアルさも必要ない。ただただ、スッキリとしたセルルックな絵。これが欲しかった。
せっかくなので比較用にかつて私がBlenderで試行錯誤していたときの線画など。
やはりどうしてもBlenderの(当時の)Free Styleの線は一定の太さで不自然なのだ。The 3DCGという感じ、アメコミっぽくなってしまう。Toon Shaderによる影のでき方も同様。アメコミっぽくなる。コレジャナイ。
リアルシェーダーとセルルックの表現の違い
例えばこれ、タイツの表現。リアルな陰影だと足の立体感が際立つ。ところがセルルックにするとストンと平坦な表現になり、なまめかしさがなくなる。またリアルな表現では膝の皿や関節周りの凹凸のリアルさに目が奪われるが(特にフィギュア造型の場合は重要)、対してセルルック表現ではさほど気にならない。
こういう点も、同じ3DCGであっても「何を最終アウトプットにするか」によってその表現に必要なエネルギー量や表現力が変わる。リアルな肉感的な表現も悪くないけれど、やはり自分が欲しい表現はセルルック表現だったのだ。
(眺める分には肉感的な表現は楽しいが、自分で作り出したいか?と言われると、う~ん。そこまで情熱的になれないのだ。なぜか。)
ついに自分の3DCGを使うべきシーンが決まった
これで決まった。3ds Max+Pencilが自分の求める道だったと。
今回はまだチュートリアルをなぞっただけであり、まだPencilの設定などもよく分かっていない。だが、こうやって目の前に「理想的な絵」を作り出せる環境がある。あとは自分で学ぶだけだ。どうやって自然な太さの線が出せる設定になっているのか、どうやって自然な見栄えの影ができているのか、などなど、分からないことだらけだが、とりあえず、今出てきた絵は十分に満足であり、自分が求める最終アウトプットなのだ。
あとはチュートリアルに従ってガンガン学ぶだけだ。
ま、その後10日かけてMayaを学ぶことになるのだがw そして12日目に3ds Maxに戻ってくる分けだが。。。
今日はとりあえずいったん終了。明日から本格的に取り組む予定。
今回の創作活動は約3時間30分(累積 約2,944時間)
(847回目のブログ更新)
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