サブスタンス3Dペインターのお得な買い方(Steamセールとサブスク購入を組み合わせる)

(約 5,200文字の記事です。)

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サブスタンスペインター(Substance Painter)が「Substance 3D Painter」として新登場。Adobeプラットフォームになった。

今回はサブペ導入時の最もお得な買い方について解説する。サブスタンス3Dシリーズにはいくつか販売バリエーションがあるが、この記事ではサブスタンス3Dペインターのみを使うためのバリエーション「Substance 3D Texturing 個人版」について検討する。

大和 司

対象読者は、これからサブスタンス3Dペインターに触ろうと思っている3DCG初心者。アルケミスト?デザイナー?よく分からないので「サブペのみ使えればまずはいいや」という人向け。

なお他の「全部入り版」のSubstance 3D Collectionは検討しない。なぜならば「サブペのみ使えればそれで十分」という人のための記事だから。

目次

公式サイトはどこ?

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まずはこれを確認しないと始まらない。今日現在ではこちら。

あわせて読みたい
テクスチャリング用3Dペイントソフトウェア - Adobe Substance 3D Adobe Substance 3D Painterは、テクスチャ、マテリアル、マスク、UVマッピングをリアルタイムで3Dアセットに適用可能な、業界標準の3Dペイントソフトウェアです。

なおこの発表に伴い、サブスタンス製の以前のサイトにはアクセスできなくなっている。全て上記URLに転送されるようになっている。

新旧の名称の変更

以下の表記はこんな感じ。(以前) > (今後)

  1. サブスタンス ペインター > サブスタンス 3D ペインター
  2. サブスタンス ソース > サブスタンス 3D アセット
  3. サブスタンス アルケミスト > サブスタンス サンプラー

ソフトのうち、なぜかアルケミストだけがサンプラーという名称変更で、ペインターとデザイナーはその単語の前に3Dというワードが付いたのみ。謎だ(笑)

サブスタンスソースはサブスタンス3Dアセットに名称変更。

で、販売方法で何が変わったの?

ソフトウェアの中身の話は今回は割愛。販売方法について何が変わったのかを調べてみた。

価格が日本円に対応

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USドルの場合には値上げはほとんどない。(年間購入換算で1ドル程度の値上げ程度)

今回からはAdobeサイトで日本円でも買える。日本円の場合には為替手数料とか色々事情があるのだろう。月額で約2,400円、年間購入で約27,000円だ。

大和 司

うん、こうして見ると結構高いな(笑)

Steamで約1万円でソフトのみセール販売中(期間限定)

2021年7月9日までの期間限定で34%OFFのセール中。

Steam Search

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本来は約1.5万円のソフトが今は約1万円で買える。サマーセールによるものなのかAdobe体制への移行によるプロモーションなのか分からないけれど、とにかく5,400円引きはかなりお買い得だ。

大和 司

で、今回はこの5,400円引きを考慮すると色々と買い方が変わってくる。

そこで主にアマチュアクリエーターや、これからサブスタンス3Dペインターを触ってみようというエントリー勢の目線で「サブスタンス3Dペインターのお得な買い方」を考えてみることにする。

前提として「年間予算2.5万円」と仮定する

何となくこれぐらいがお小遣いの上限じゃないかな、ということで、仮に年間予算を2.5万円としてみた。すると、

  1. Adobeの年間購入費用は約2.7万円なので2千円足りない。
  2. Adobeの月額購入だと10ヶ月で終了。以後はサブスタンス3Dペインターが使えない

おっと、いきなり厳しい現実が。この年間・月間単位の購入スタイルのことを「サブスクリプション」「サブスクリプション購入」と言う。

Adobeでのサブスクリプション購入のメリット

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Adobeのサブスクリプション購入だと1ヶ月あたり30個までサブスタンス3DアセットをDLする権利をアカウントにチャージできる

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Substance 3D Assets Homepage Browse thousands of fully-customizable 3D assets for your creative projects. Explore and use models, lights, and materials created by specialists and world-clas...

なお購入したアセットDL権は未使用のまま1ヶ月を過ぎても残りのチャージは消滅することなくキープされているので、1ヶ月後であっても残ったチャージを消費してアセットをいつでもDLすることができる。これが重要。

(2022/10/20 追記)Adobeに完全移行後の現在、アセットDL権に有効期限が付くようになりました。詳細はAdobe公式サイトをご覧下さい。あるいはこちら。
https://support.borndigital.co.jp/hc/ja/articles/4406429133849
そして一度DLしたアセットはこれまた永久に何度でも使える。アカウント内に購入履歴が保存されるため。
だからこそ、ソフト本体よりもDL済みアセットの方が重要なわけ。ご自身の創作活動用の資産(Assets)になるわけだから、DLすればするほど自分の持ち駒が増えるわけで。
詳細はこちらの記事をご覧下さい。
https://www.yamato-tsukasa.com/dialy-substance-buy-investigate/

結局、サブスタンス3Dアセットを30個売るついでに3本のソフトも1ヶ月間だけ使えるよ、という逆転の発想で販売されている。

以前の記事で解説したように、サブスタンス3Dペインターというソフト本体よりもむしろサブスタンス3Dアセットのほうに価値がある

3DCG考え中
404: ページが見つかりませんでした | 3DCG考え中 主にZbrushとBlenderを使って3DCGで色々と試行錯誤中。

なので以前は迷わずサブスク購入をオススメしていたが、日本円で考えてみるとちょっと高いな、というのが今回の記事のきっかけ(笑)

Steam購入のメリット

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サブスタンス3Dペインター本体のみの買いきりなので、サポートが切れても永遠に使い続けられる。

大和 司

(といってもせいぜい2年が限度で3年目には買い増しで最新版に買い換えることになる、現実的に考えて。)

デメリットとしてはSteam購入ではサブスタンス3DアセットのDL権利がないのでアセットをDLすることができない。

だが、今回のセール期間中ならソフト本体は約1万円で買えるし、アセットを使わずに本体のみのプリセットを活用するだけならば立体ペイントソフトとして制限無しに使える。

今なら両方使うハイブリッド作戦が使える!

では両方をいいとこ取りするのはどうだろう?サブスタンス3Dペインター本体のために1万円でSteamから本体を買い、サブスタンス3Dアセットを使いたくなったら、その都度1ヶ月だけAdobeからサブスク購入するという作戦だ。

  1. ソフト本体:約1万500円
  2. アセット30個×6ヶ月分:14,400円

合計で約24,900円。ほぼ予算通りだ。この作戦ならば、ソフト単体は現実的に2~3年は確実に使えるし、アセットも合計で180個までDLできる。

そしてSteamでのソフト単体販売はサブスタンス3Dペインターがバージョンアップされるごとに発売記念セールとして毎回割引きセールがある(笑)なので、そのときの買い換え予算を1万円として見積もっておくと、仮に2年ごとに更新するとして、

  1. ソフト本体:約1万500円
  2. 2年後の買い換え予算:5,000円
  3. アセット30個×4ヶ月分:9,600円

合計で25,100円と、ほぼ予算通りだ。これで行けばソフト本体は2年ごとに最新版になり、アセットも年間120個まではDLする権利が手に入る。30個DLしきった時に追加でサブスク購入すればいいので、120個使い切らなければ来年の予算に回せる

これは「アセットが便利なのは分かったけれど自分は一体どれくらいのアセットをDLしたいのかが分からない」という手探りスタートの初心者にぴったりではなかろうか?

まずはこのセール期間中に本体を購入しておき、アセットライブラリからDLしたい素材を見つけた時点で1ヶ月分だけサブスク購入すれば、サブスクの期限が切れてもアセット30個分のダウンロードの権利は永久に保証されているのでいつでも好きなときにアセットをDLできる。

30個DLし切ったら、追加でまた1ヶ月分、つまり30個分のアセットDL権を買えばいい。浮いた予算は来期に回してもいいし、来年のアプデでソフト本体を最新版に買い換えてもいい。割と柔軟に予算を使えることになる。

【結論】Steamセール中に本体を買い、1ヶ月だけサブスク購入がベスト!

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なので結論は、

  1. まずはこのセール期間中にSteamでソフト本体を購入する
  2. 次にアセットを使いたくなったときに1ヶ月のみAdobeでサブスク購入する
  3. 30個のアセットをDLし切ったら、都度、1ヶ月単位でサブスク購入する
  4. 2年ごとにSteamセールで最新のソフトに買い換える
  5. (予想よりもサブスク購入回数が少なかった場合は浮いた予算で次のSteamセールで最新版に買い換える)

これが一番お財布に優しく自由度が高い買い方ではないか?結果的にアセットの購入数が少ないならば浮いた予算で常に最新のサブペにSteamセールで買い換えればいいし、逆にアセット依存が分かったのならばSteam購入を止めて年間サブスク購入した方がいいと分かる。どっちに転んでも、最初の1年間は柔軟に予算を使える。

みんな幸せ。これがおそらく最適な買い方だろう。

ただし、Steamのセール期間中にしか検討できない。世の中甘くない(笑)

というわけでこの記事をリアルタイムでご覧になった皆様は、是非とも7月9日までのSteamセール期間中にご利用方法をご検討ください。

2021/07/06 追記
Steam版を買いました(笑)

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今回の創作活動は約3時間30分(累積 約2,451時間)
(733回目のブログ更新)

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