
Rhino 3Dの学習 37日目。公式トレーニングマニュアル2冊を読み終えたので、とりあえず中級者が知っておくべきことは理解できた。今回は学習をお休みして、改めてライノ 3Dを使いやすくするためのエイリアスの整備だったり画面構成などを見直したりしていた。
正式には「ライノセラス(Rhinoceros)」という3DCG CADソフトですが、当ブログではRhino 3D、ライノ 3Dまたは単にライノと書くこともあります。
(約 4,200文字の記事です。)
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今日はお休み。無限ループでも眺めといて。

刃を研ぐことの重要性
木材を伐採するのが仕事ならば、チェーンソーやノコギリの刃を鋭く保つことが重要。切れないノコギリでいくら頑張っても生産性が落ちていくだけ。どこかで休憩を取り、刃を研がなければならない。あるいは刃を交換しなければならない。書籍「7つの習慣」でも強調されている。


なので闇雲に何かに取り組み続けることは愚策。ときどき立ち止まって俯瞰で状況を眺めたり分析したり、気分転換して「新たな視点を得る」ことも必要だったりする。
ライノ 3Dを学び初めてすぐに気付いたこと。それは「頻繁に視点を切り替える」ことだった。主にパースと3面図の各図との往復が多い。Top, Front, Rightとの往復だ。なので早々にエイリアス化して左手だけで自由に視点切り替えできるようにした。今回はそれを応用して「作業平面CPlaneについても同様にサクサク切り替えたいな」と思って試行錯誤していた。基礎実験は終了。実装は明日。
作業平面も自由に視点切り替えしたい
作業平面CPlaneは一言で言うと「ユーザーが好きな場所に好きな角度でローカル座標をセットした平面」だ。それを名前を付けて保存してダブルクリック一発でワールド座標からローカル座標に切り替えられる。逆も然り。ただしデフォルトではローカル座標での3方向からの視点の切り替えが面倒臭い。毎回マウスで3クリックくらいしないと切り替えられない。だるい。だからエイリアス化でパパパ~ンと切り替えたいのだ。



Blenderではワールド座標についてはテンキー操作でサクサク切り替えられる。だがそのワールド座標を任意の位置や角度に再セットできる、なんて機能はない。ライノ 3Dでは簡単にそれができる。全体的な意味でライノ 3Dは「キー操作のみでのたくさんの視点切り替え」にメチャクチャ強い。
ライノ 3Dのコマンドマクロの作法が分かり、ビューポート切り替えの実装も分かってきたので、今まで何となく実装していたコマンドマクロの見直しもしていた。色々と根本から作り直せるし、その方が後々楽だなと思って、色々試行錯誤中。
3Dビューポートレイアウトの保存と復元


これ、どこにそんな機能があるのか?と悩んだ。んで調べてみたら、ちょっとトリッキーな方法でそれができるらしい。標準機能で3Dビューポートレイアウトの保存と復元ボタンを実装してくれよ……。これも明日実装予定。
デフォルトでは3面図+パースビューの4分割構成。アイコンクリックでこの4分割画面にリセットできる。だが3Dビューポートレイアウトの保存と復元方法を知らないと、せっかくカスタムしたビューポートがデフォルトに戻ってそれっきり😭なので3Dビューポートレイアウトの保存と復元方法の実装は必須だ。



ってか基本機能でしょ?なぜV8になっても実装されていないのか……。抜けているぞ、ライノ 3Dさん💢
最初から6方向の視点を用意したい
んで視点切り替えで色々トラブルが。4分割画面の構成だとエイリアスを使ったときに「Leftというビューはありません。」というようなエラーで止まることがある。上図のようにカスタムして小窓を増やしてLeftビューを事前準備していなければ、それがないとLeftビューに切り替わらない。
だったら6方向全部のビューを「ちっちゃくても」事前に用意しておけばいいぢゃん?と思ったわけ。どうせ最大画面でしか切り替えないので、UIとして既にあればいいだけ、というならば用意すればいい。そしてこのレイアウトを保存したり復元したりできて欲しいわけ。< 今ココ。



モデリング作業や学習にまったく無関係だが、何万時間と共に過ごす「UIや使い心地」の改善は、累積で効いてくるのだ😤
CPlaneはセットして真上から見ることは簡単だが、実は横からや前からも見たいときがある。それを今まで通りのエイリアス一発で切り替えたい。どうせなら6方向に拡張して、ついでに通常のワールド座標系でも最初から6方向に一発対応でいいのでは?🤔と思いついたわけです。これが実装されればいつでも自由に6方向から眺められるし、CPlane設定時も同様。作業が爆速になる。



とにかく無駄なマウス操作はしたくないのです。右手の指と手首には寿命があります。無駄に消耗させたくないのです😭そのための左手メインのエイリアス実装なのです👍
ライノ 3Dのサブディビジョン・モデリング
Udemy講師の教え方に疑問があったので、ライノ 3DのSubD学習はUdemy教材ではなくてYouTubeで学び始めようと思った。そして調べてみたらすぐ出てきた。
これを明日から学習予定。ChatGPTに聞いてみたが、ポリゴンベースのBlenderやZbrushのサブディブとライノ 3Dのサブディブは似て非なる物らしい。ライノ 3DのSubDはライノ独自機能があって、NURBSモデリングとの相互変換やブーリアンで特に強力とのこと。ならばポリゴンベースの枯れたサブディブではなくてライノ 3DのSubDをメインに切り替えた方が今後の応用範囲が広そうね、ということで学ぶことにした😍
レンダリング環境はV7以降で大きく変わった
Udemy教材がV5, 6ベースだが、V7以降で大きく変わったようでまったく参考にならなかった。なのでこちらもYouTubeで探して学んでおくことにした。
というのも、せっかくNURBSで超絶美麗な「面」を作っても、それをSTLなどのポリゴンモデリング化してBlenderでレンダリングってのは、何だかもったいなぁ、と思ったのだ。なのでライノ 3Dだけで現実的なイメージ画像を作れるようになっておきたいと思った。



要するにレンダリングするだけなのにSTL出力でBlenderで撮影ってのがまどろっこしいような気がしたのだ。それにポリゴンモデル化することで美麗な曲面を損なう。画像化のためだけならライノ 3Dだけで完結させた方がお得だと判断した😊PBRベースならばどのソフトでもやることは同じはず。
調べてみたらYouTubeでも結構動画があったので、V7以降のレンダリングの作法を一通り押さえておこうと思う。だがこれはまだ急がないので、ボチボチかも。
話は変わって、ライノ 3Dの魅力を少々お伝えしたい。
CADは角を丸める作業が得意
どんどんライノ 3D愛好家になりつつある。というかヒストリとは無関係にフィレットや直線面取りChamferをいつでも何度でも変更できる時点で、相当に気に入った。



(無知な時期にはヒストリなしではできないと思っていて、ヒストリは制限が多いから色々と面倒なのかな?と思っていたが、フィレットとChamferは例外という情報を得て試したら、使いやすかったのです😍)
Blenderのようなポリゴンモデリングだとフィレットは「いつ」適用するかが結構クセが強いし、あとからの変更に絶望的に弱い。さらには当然にトポロジ依存なので、自由度は極めて低い。キューブくらいにしか自由自在に適用できないのでは?と思っている。


例えばこちらはBlenderでのテスト例。このトポロジではまともな角丸フィレットが使えない。トポロジは本来「形のために最適であるべき」なのだが、既存のトポロジが「次の未来で起こる形の変更」を制限している。不自由なのだ!こういうことが起こるのがポリゴンモデリングの宿命。



(あと前述のサブディビジョンモデリングの話題だが、ポリゴンモデリングでは逆にトポロジを操作することで形を制御するという逆転現象もまた、ポリゴンモデリングの弱点。あべこべ。主従が入れ替わるので、もう手に負えない。これはZbrushやBlenderを学び始めた直後から、ずっと感じていた違和感😭)
それが結構嫌だったが、ライノ 3Dでは自由だった😊


これをいつでも何度でも直せるのだから、楽しい。


ライノ 3Dをもっと学びたい
もっともっと知識が必要。使いこなせると「できることへの未来」を感じる。ポリゴンモデリングでは厳しかったことが簡単にできる。(その逆で、ポリゴンモデリングでサッとできることが『ライノ 3D流の知恵を得るまで』は厳しかったりするけれど😅)
何にしても、3DCGで形を表現する上で、私はライノ 3Dのポテンシャルと将来性を強く感じている。自分に合っている3DCGソフトウェアだと思う。



まぁ一般の人々にお勧めできるかと言われれば「かなり厳しい」のだが、私には合っていると感じた。ここら辺は各自のバックグラウンドと能力に依存すると思う。
注意事項
過去1ヶ月間の茨道を忘れつつある感想なので、あまり鵜呑みにしない方がいいです。人はつらい経験を忘れるようにできています。それらの積み重ねでようやくライノ 3Dが楽しいと思えるようになってきた。



お気楽&極楽、なんてことは、絶対にないです。。。
今日は少し学習ペースを緩めて休憩的な日記で本日終了🚀
ライノセラスを学び始めた初心者によく効くノウハウをnoteのマガジンにまとめています。興味のある人はぜひご覧下さい😊


今回の創作活動は約1時間30分(累積 約4,283時間)
(1,061回目のブログ更新)
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