
Rhino 3Dの学習 32日目。見終わったUdemyの復習をしてもいいのだが、やりかけていたトレーニングマニュアル1をせっかくだから読んでおこうと思った。そして忘れていた知識や動画では出てこなかったTipsを集めつつ、基礎の復習中。
(約 2,600文字の記事です。)
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ようこそ「色のない世界」へ。

無機質な美しさがある。

なんだか精神世界のようにも見える。そこはかとなく、不気味。

以前できなかったこれ、チュートリアルにしっかりあったわ。でもやっぱり手順は泥臭い。自分で開発した手法よりは若干マシになった程度。

Penというレンダリングモードで線画にできるようだ。ライノ 3D上ではベクター表現になっているようで、綺麗な線だ。

(ただしこの形式のまま3Dオブジェクトをクリスタには持って行けるはずがないので、多分ポリゴンモデル化が必要になるのだろう。Quad Remeshも必要そうだ。その探求はまた別の機会にて。)
ライノ 3Dは英語UIのほうがお得かも
Udemy動画は英語教材だったのでライノ 3DのUIも英語。普通の人にとってはただでさえキツいライノ 3Dの学習+英語なのでマゾの所業になると思うのでオススメはしない。だが英語にあまり苦手意識がない人には是非とも英語UIで学んだ方が、後々楽だ。
というのも今回、日本語のトレーニングマニュアルを読んで初めて分かった「日本語UIの壁」を感じたのだ。ライノ 3Dはコマンドを発動させるとオプションが表示される。オプションにはアルファベット1文字のエイリアスが必ず割り当てられているので、マウスでクリックしなくてもキーボードで入力できる。このアルファベット1文字、ほとんどがオプション名の最初の1文字なのだ。例えば、
Split(S)、Extend(E)という具合に。ところが和訳されると、
分割(S)、延長(E)と、アルファベットと機能名がまったくリンクしない。なんでSなんだ?となる。えんちょうのEではないことも明らかだ。
和名による混乱
あと個人的には「分割」というとSplit? Divide? Trim? Extrude A from B? どれのことだ?と思う。どれも若干ニュアンスが違う。
もちろん日本語テキストなのでストレス無くサクサクと速読できるのが強み。だが英語での理解があった上での正しい認識ができていると感じるので、私は基本的に英語でライノ 3Dを使っていくと思う。そうすればCADに必要な、というか3DCGに必要なほとんどの英単語は強制的に身につけることになるのだ。特に数学的な英単語がライノ 3Dではバンバン出てくるので、いやがおうにも英単語力がUPする。例えば、
- 直径、Diameter
- 半径、Radius
- 円弧、Arc
- 垂直、Perpendicular
- 直交、Orthogonal
- 延長、Extend
- 押し出し、Extrude
- らせん、Helix
などなど。
あとUIの違いで気になる点と言えば、英語UIだと何かの項目がアルファベット順で並んでいる場合、和名の場合と並び順がまったく異なる点。スクショなどを頼って「上から3番目の項目ね」と思って英語版を見るとまったく別の項目だったりする。特にオプションの並び順ががが。。。

そしてそもそもライノ 3Dに関する日本語情報など、ほぼ極少と言っていい。公式掲示板も英語なので、もう和名にこだわらない方が楽。NURBSの専門用語であるKnot, Spanなど、和訳しようがないし。Isocurvesに至ってはそのままアイソカーブだからね。ただし英語のほうが単数形と複数形を明確に使い分けているので情報量が多い。1つだけしか選べないのか複数「も」選べるのかが明確に示されている。
とりあえずUdemy動画チュートリアルで解説されていなかった部分をさらって、またまた地味な練習中。The 地味。地味。地味である。


ライノ 3Dのヒストリは簡易的なモディファイア
ライノ 3Dのヒストリを色々試してみてようやく理解した。かなり機能限定なBlenderのモディファイアみたいなものだ。いくつかの機能は事後にパラメータを再指定できたり、変形に追従して自動的に形が変わってくれる。だがBlenderのモディファイアほど自由度がない。ちょっとしか楽できない。破壊編集前提なので、いつでも作業をやり直せるように直前の作業データを別レイヤなどに退避させて非表示などにする対策が必要だと感じた。



ちなみにフィレットや面取りに関してはヒストリとは無関係に個別でパラメータをいつでも編集できる。やったね!エッジの追加忘れなども事後に編集できる。これは嬉しい。Blenderではかなり厳しい。簡単に元に戻せるので「とりあえず暫定的にフィレットで丸めの表現にしとこっ!」ができる。


サーフェスのコントロール点が増えればほぼサブディブ・モデリングの挙動


Blenderのサブディビジョンモデリングとほぼ同じ感じになる。ライノ 3Dのサーフェスも面の再構築でコントロール点を増やせば、ほぼ制御方法はサブディブ・モデリングのそれだ。
逆に言うとBlenderでサブディブ・モデリングができるならばライノ 3Dでもできることになる。ライノ 3DでのSubDの強みはブーリアンの正確性とNURBSとの組み合わせができる点。そうなるとポリゴンモデリングのBlenderでサブディブ・モデリングをする旨味はかなり減る。問題はライノ 3DでSubD編集できるだけの練習が必要だ、という点だけ。



あとライノ 3DはどうやらSubDとNURBSの相互変換ができるらしいので、精度とカーブの美しさはポリゴンモデリングでは敵わないだろう。
まだUdemy教材のSubDに関しては受講していないので、使い方すら知らないが、いずれトレーニングマニュアル2冊を終えたらSubDも学んでみる予定。それが終わればようやくライノ 3Dの全体像が分かった状態になる。
まだまだ先は長い。明日はカヌーのモデリングらしい。ようやくまともな構造物を作る練習に入れそうだ。
ライノセラスを学び始めた初心者によく効くノウハウをnoteのマガジンにまとめています。興味のある人はぜひご覧下さい😊


今回の創作活動は約1時間30分(累積 約4,266時間)
(1,056回目のブログ更新)
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