(約 2,500文字の記事です。)
メーカー製ブログサービスやWordPressによるオウンドメディアでブログサイトを運営していて、ある程度のPV数がある場合、もしかしたらSNSで情報発信するメリットはなくなったのかも知れない。特にブログサイトに一定数以上の読者を集められている状況ならば、SNS発信のメリットは何なのか?
私の場合はSNS経由での読者流入数が本当に少なかったため、今回は色々な理由でいったんSNSによる情報発信をほとんど止めてみようと思った。そこに意味があるのか(あったのか)見極めたいと思ったのだ。
SNSの利用を続けようか止めようか迷っている人にとっても参考になるかも知れない。ただしブログなどの他の情報発信メディアを持っている人にしか参考にならないかも……。
私の場合だが、Houdiniという難しい3DCGツールを新規で学習しつつ、これまた3DCGツールのZbrushのプラグイン開発やBlenderのアドオン解説もしなければならない。自分の行動管理を更にシビアにする必要性を感じた。ここで本格的に自分の行動方針を変えることにした。具体的にはこれまでの執筆活動についてしばらくの間、意図的に行動方針を変えることにした。今回はそのうちSNSに関する部分の話。
各種SNSは主にリードオンリー、ブログ告知のみ
実はSNSの利用は長期的に見て私自身にはあまり良い影響を与えなかった。悪い影響のほうがたくさんあって、特に炎上時の影響はひどいものだった。
一応良かった影響としては、
- 極わずかだが信頼できる人とDMでやりとりできる関係になった
- Twitterは即時性のある情報収集に便利
実はこれくらいだ。
Twitterの運用について
①については私がある程度実力が付いてZbrushプラグインを量産できるようになった結果であり、もし私がZbrush初心者のままだったり一人のモデラーとして成長中だったのであれば、恐らくその人たちとはつながってない。ここにはSNSを利用した意味があった。
だがそれを別にしても、俯瞰で見てTwitter利用時に費やしてきた総時間数に対して自分が幸せだったと感じる時間はほんのわずかなので、効率を%で表すと恐らく一桁%未満の時間効率だ。それだけ無駄な時間がSNSに吸い取られたと感じている。
②は言わずもがな、Twitterならではの強みだ。もちろんかなりの割合でどうでもいい情報もあるが5%位は価値ある情報を見つけることができる。でもそこから先はGoogle検索などしてより精度のよい情報を大量に集めてから判断する必要がある。Twitterの情報だけを鵜呑みにはできない。
Twitterについては意図的に情報収集オンリーとしていったんは区切りを付けようと思う。そしてこちらから発信するのはブログ更新通知と、いいね、RTのみにすることにした。
ただしDMなどの個人間の利用はこれまで通り使う。
Twitterでは意思を伝える文字を打ち込むようなツイートは(ほぼ)しないことにした。実はこれもある種のテストであり、そのテストが終わったらまた運用方針が変わるかも知れない。
noteの運用について
実はこれまではnoteは息抜きの執筆先として活用してきた。同時にブログとの使い分けを考えた結果、3DCG専門記事はブログに書き、雑記はnoteと使い分けてきた。
使い分けてきた「つもり」だった。「つもりでしかなかった」。実際には全く使い分けになっていなかった。
Google解析先生がその答えを突きつけてくれたのだ。
そう、私が「noteは息抜きの場であっても何かしらブログに良い影響があるはずだ」と思って続けてきたnote執筆だが、残念なことに0.X%しか貢献していなかった。もっと厳密に言えばnoteからのブログアクセスを解析できていないのだ、正確には。
そして本格的にGoogle解析をしたところ、セッション時間0~50秒のアクセスが6割くらい。これは人以外のアクセスや誤クリックなどを意味する。そうなるとダイレクトアクセス数の4割くらいが実際の有効なアクセス数だ。これはかなり少ない。
もともとダイレクトアクセス数そのものが微々たるものだったのに、そこの4割しかないとなると、ほぼゼロと言っていい。
このことに気付かなかったこれまではダイレクトアクセスによってnoteからアクセスしてくれていると思っていた。だが実際のnoteからのアクセス数はかなり小さく、もしそうだとしても微々たる数字ということが予測できた。
そう、noteでの息抜き記事やブログ記事の紹介記事は、壮大な私の思い込みで執筆され続けてきたわけだ。5年も役に立たない無駄な記事を書き続けていたことになる。
だが希望は薄い。これまでの数が数だけに、正確に測定できてもその結果はかなり低い値だろう。今後の集計結果を待つことにしたい。
要するにnoteもTwitterと同様に、SNSという性格上、リンク先に飛んでくれる人はほとんどいないってことね。
noteが特別だと思っていたのは私の思い込みでしかなかった。どちらもSNSだった。これに気が付いたとき、何だかスーッと熱が冷めた感じがしたのだ。
なのでnoteの運用方法も、今回からはTwitterと同じくブログ記事の紹介にとどめてみることにした。その後の効果測定をしてから今後の方針を考えたい。
続きは後編で
あまりにも長くなったので半分に区切りました。続きはこちら。