(約 8,600文字の記事です。)
ここ1, 2年考えていたが、ついに「はてなブログPro」からWordPressに移行することに決めた。ここ数日はそのための実験だったり試行錯誤の日々だったが、ようやくゴールが見えてきた。
対象読者は「はてなブログ」からWordPressに移行を考えている人。
久々のブログ投稿です。
2022/09/25 移行完了
まだ中身は中途半端だが、とりあえず最低限の体裁を整えて、本日WordPressに無事に移行しました😍 明日から少しずつ色々といじってみたい。
何だかブロックエディタが妙にこそばゆい。キーボードオンリーで仕上げられるように工夫しないと、どうにも首元がもぞもぞしてしょうがない(笑)
はてなブログの絶対的な使いにくさの原因「タグが使えない」
ん?はてなブログにもタグってあるよね?そう思ったアナタははてなブログの素人ですな(笑)
ブログでのタグと言えば、ブログ内の複数の記事に共通して付けられるラベルみたいなものであり、普通は1つのカテゴリにしか属せない記事だが、タグを使うことで複数のカテゴリに関連付け&タグによる一括検索ができるようになり、読者にとって記事を絞り込みやすくするために必要不可欠な仕組みなのだ。
だが「はてなブログのタグ」は、そういうタグではなくて、驚きの「TwitterなどのSNSでいうところのハッシュタグ」を意味しているのです!!!
ハッシュタグなので、一度付けて公開したら、基本的には修正できない(らしい。これが怖くて私ははてなブログで一度も「はてなブログタグ」を利用したことがない😱)
そう、タグが使えないだけで一気に情報管理がしにくくなる。それに気付いたのは3年くらい前だが、なかなかWordPressへの移行に踏み切れなかった。WordPressはどうしても敷居が高く、素人が手を出して管理できるのだろうかという不安と、そもそもこれまでの膨大な蓄積を本当に失敗なしにWordPressに移せるのか、という不安と。
だが今回、色々な事情があって、どうしても今の「はてなブログのままでは無理」という、尻に火が付いた状況になり、決心した。
有料テーマで「見栄えを効率的に手に入れられる」
とは言え、実はWordPressは半年ほど前に第2サイトを作るために無料テーマや無料プラグインをかき集めて何とか1つのサイトに仕上げている。
だがこのとき感じたことは、
- 見栄えが素人臭い、 オシャレじゃない
- 編集中のWordPressのレスポンスが遅い(表示の反応は普通だが)
- 編集中に時々プチフリーズしてイライラする(リビジョン自動保存とは違う原因っぽい)
- ブロックエディタのために右手がキーボードとマウスの往復がストレス
こんな感じで、楽しくはなかったのだ。どちらかというと苦痛な更新作業。これでは楽しみながらブログを付けることなんてできない。だからなかなか「はてなブログ」からWordPressへの移行ができないでいた。テキストベース+Markdown記法は私に合っているのだ。
そしてこの問題を打破するためには、実は優秀な有料テーマを買うだけで一気に解決する。WordPressやブログ運営、アフィリエイトによるマネタイズなど、多くの人にとって必須な機能が最初から揃っている。そして見栄えもオシャレで美しい。結構高かったが、複数サイトでも利用OKだったので、これでブログをWordPressに移行できたならば、そのときに得た知識を使って第2サイトもそのテーマに入れ替えることを検討している。
そしてその有料テーマはとても有名で、色んなことをゼロから完成させるまでの丁寧な解説記事がネット上にたくさんある。これはそのテーマ開発者のビジネス戦略の成功の賜物だと思うが、確かにそれに見合う金額と性能と見栄えだった。だから今日思い切って購入した。
ちょっと触っただけでも「凄い」ことがよく分かった。最初からこっちにしておけばよかったと後悔する人は五万といることだろう(笑)だがそれをためらわれるほどの強気の価格だったので、ブログ中級者じゃないとポンと買えない、それだけWordPressに気合いを入れる人しか使わないだろうが、逆に言うと、そういう人には刺さる。
詳細は後日明らかにします😊
ブログ歴3年以上は負のスパイラルの「ブログ型」
ブログも3年以上続けると、興味のある分野が複数になる。凝り性な人ほど、1つに打ち込んだ分野が、時と共に複数に膨れ上がっていく。そうなると、最初の2年くらいは「1つのテーマの特化型ブログ」だった物が、気が付けば色んな分野の、雑多なブログになっているように見える。だがその1つ1つはとても深い内容になっているのだが、それを知っているのは管理者だけであって、他人からすれば、ブログの歴史が増えれば増えるほど「何だか雑多なブログだな。雑記ブログかな?専門性は疑わしいな?」などという負のスパイラルに入っていく。私も今ココ。
「ブログ型+サイト型」の両方が必要
なので、ブログを付け続けるとしても、私にとっては「ブログ型」に特化したテーマではなくて、ブログ型もサイト型も両方扱えるテーマが必要だと気が付いた。
具体的に言うと、ブログ型を複数まとめるトップページ(ランディングページ?よくわからんw)が簡単に作れて、各記事を簡単に絞り込んで「ジャンルごと、テーマごとに読者がそれぞれの嗜好で各記事にアクセスできる」ことが必要=サイト型の必要性ね。
んで、今回、有料テーマに絞ってこれらがないか探したら、ちゃんとあったのです、しかも超絶有名テーマで、たくさんのブロガーの皆様が丁寧に解説記事を量産なさっていらっしゃる😊だから購入を決めた。
はてなブログからWordPressへは「環境整備が茨道」
もしブログ初心者が、とりあえずでもWordPressからスタートしていれば、有料テーマに切替えるのにさほど苦労はしない。
ところが「はてなブログ」からスタートしていると、回避できたはずのたくさんの処理を追加しなければならない。これが、記事数が多いほど大変だし、その作業でミスをするとリカバリーもまた大変で、無駄に時間とストレスがかかる。
なので、はてなブログ歴が長かったり記事数が多かったりすると、ますますWordPress移行へのハードルが高くなる。というのも、記事数が100未満ならば「面倒でよく分からないから手作業で全部の記事を直そう!」という荒技が使えるのだが、記事数が700ある人はどうすれば(笑)なので、全部の処理を諦めるか、自動処理の方法を考えるか見つけ出すかの2択になる。これは相当に心理ハードルが高い。そして難易度も高い。私も実際に心がかな~り折れそうになったが、何とか乗り越えた。だが他人には全くお勧めできない。
最初からWordPressでブログスタートしておけば良かった、と思うことが山ほどあって泣けてくる……。
つまりは「はてなブログ」だからこそ、引っかかったり回避策を講じなければならなかったことがたくさんあった上に、そこからWordPressに移行する際にもまた「はてなブログ」だからこその特別な対策が必要になってしまうのだ。二重苦である。
これも書けば長くなるが、WordPressに移行できたときに苦労話&読者の役に立つ形でコンパクトにまとめて記事にしたいと思っている。
はてなフォトライフが使いにくかったし移行も大変
はてなブログを使おうと思ったメリットの1つに、契約中は画像ファイルのアップロード容量が無限という点があった。要するにじゃんじゃん画像をUPできるわけだ。ところがこれも裏を返せば「1つ1つの画像を丁寧に管理できないよ」とも言える。実際、いつも「あのときUPしたあの画像を使い回したいのだけれど、どうやって探すの?」という壁にぶつかっては「どうせ容量無制限だから再UPしちゃえ」という頭の悪い方法で現在に至る。
そしてWordPress移行のために「はてなフォトライフ」から全ての画像をPCのHDDにDLしたわけだが、当然だがぽつぽつと無駄に重複した画像ファイルがある。あぁ、無駄だなあと思うが、3,700以上もある画像ファイル(サムネ用のサイズ違い画像を削除した結果、3,700だったんだ😱)、もはや10や100が重複画像だとして、もう整理する気力が湧かない。
それでもUP時になるべくファイルサイズを小さくリサイズしてからUPすることを心がけていたので、総容量は500MB程度で済んでいる。レンタルサーバ容量が320GBなので、0.5GBは十分に小さい。この点は運が良かった。
とは言え、3,700もの画像をDLするのは大変で、これまたウェブで調べまくってツールを使ってDLするにしても「はてなフォトライフ」1ページあたり50区切り(謎の区切り方)分しかDLできないので、結果「 37ページ分×50区切り」でしたw もし手作業するならば作業回数合計で1,850回ね。めまいがした。絶対に無理なので、色々考えて&工夫してエクセルや秀丸マクロで繰り返し作業をかなり自動化したけれど、それでも手作業だけの時間を累計しても恐らく4時間くらいはかかった。そこにDL待ち時間を含めて8時間作業だった。ほぼ丸1日、疲れた。
とは言え、想像していたよりもすんなりいった。2, 3日かかると思っていたので。もちろんその時点では総ファイル数も総ファイル容量も不明なので、あくまでも「勘」で2, 3日はかかるだろう、と。
そもそも「はてなフォトライフ」の問題として、ファイル総数やファイル容量を簡単にチェックできない点も不満だったし、色んな点が不満だった。それに対してWordPressのメディアライブラリは画像管理データベースとして優秀。そもそもWordPress自体がデータベースを管理するためのインターフェースのようなものなので当たり前かも知れない。(ただしメディアライブラリのインターフェース自体は不便なので、別にプラグインは必須ですが。)
そしてPCにDLした画像ファイルをサーバにUPして、その上でWordPressのメディアライブラリに登録する必要がある。これも手作業だとほぼ絶望的なのでプラグインを使って連続的に一括登録することになる。
PHP文法の正規表現の学習が必須
そしてここからが茨道。
画像ファイルとリンク先の整合性の書き換え作業の話だ。URLやパーマリンクなど、色んなもののつながりをきちんと整える必要がある。そうしないとリンク切れの嵐となり、Googleからの評価ががた落ちとなる。これは何としても避けたい。
だが記事数だけでも700以上、3,700枚の画像のリンクとの整合性だ。色々と大変だ。そして今はhatena_photoフォルダに3,700枚入っているが、これもせめて年単位で分けたい。そうすると記事中の日付名の画像ファイルの、数値(日付)によって自動的にパーマリンクを書き換える必要がある。
そう、正規表現による置換が必須になる。
正規表現の勉強もゼロから始まる
正規表現?PHP?ナニソレ?そして謎の呪文というオンパレード😭
単なるWordや秀丸エディタでの文字の置き換えとどう違うの?という話だが、正規表現だと例えば
- 「連続する数字がある場合に4桁の文字列だけを○○に置き換える」
- 「連続していても3桁だったり5桁だったら何もしない」
というような、少しプログラミング的な置き換えができる。ただし1つの置き換え命令で「IF文付きの置換はできない」ので、この辺は頭を使うことになる。
(私はここにハマって、2つの置換作業に分ければ済むものを、無駄に1つの置換作業で実現させようとして、結果、「何の成果も得られませんでした」という今日に至っている……。
そして正規表現は、まさに呪文だ。意味不明でしょ、これ(笑)
/entry/(\d{4})/(\d{2})/(\d{2})/(\d{6}/$) https://examples.ne.jp/$1-$2-$3-$4
ハァ?
こんな具合に、記事の中身について正規表現による置換を使えば、事前に年別に(手作業で)振り分けておいた画像ファイルへのリンクを「年別フォルダへのリンク」に一括置換可能だ。あとは事前にPC内で年別フォルダを作って画像ファイルをエクスプローラーなどでD&Dで事前に振り分けて(ファイル名順にソートして目視で振り分ければいい。The 手作業)、その親フォルダをFTPツールでサーバにUPするだけで、記事内のリンクと画像ファイルとがつながる。
そう、もうお気付きだと思うが、「はてなブログ」からWordPressへの移行の最大の難関は「正規表現による置換の学習を(ほぼ)強要される」点にある。
そしてもしこれを回避するならば、
- 記事数が少ないので全部手作業というチカラ技か
- WordPressへの移行を諦めるか
- 正規表現を学んで自分で試行錯誤して「完璧」にして一括置換か
- 業者にお金を払ってサイト移転してもらうか
ということになる。そして多くの人は1か2を選ぶだろう。3は私の場合で茨道だし、4はよほどお金がないと難しいだろう。
完全な「脱・はてなブログ」と正規表現と。
ウェブ上を調べれば、かなりの数の「はてなブログからWordPressへ」の記事が見つかる。だがどれもかなり中途半端。もちろん「見た目上はWordPressに移行」できる方法はたくさんあるが、細かく見てみるとどうしても「はてなブログ時代の名残」が随所に残ってしまうのだ。私はこれが嫌(笑)これについても後日改めて記事にまとめるが例えば、
- 設定によってはWordPressで上で常に「ドメイン+/entry/+各記事のカスタムリンク」
- たとえアーカイブページであっても「/entry/archives/」はかなり不自然(どっち?)
- 頭の/entry/はいらないが、過去の「はてなブログ」の記事はそうなっているし、どうしよう?
- 記事のURLが「年月日」と「文字列(カスタムリンク)」の混在をキープしたい
- はてなの「スラッシュ付き年月日」記事のURLは、WordPressではNG(ハイフンに強制置換される)
- プラグインを使えばスラッシュ付きURLの「YYYY/MM/DD/hhmmss」を実現できる
- だがWordPress自体では既に「そのスラッシュ」対応を終了済み=時代に逆行
- 素直にハイフン付きの「YYYY-MM-DD-hhmmss」のURLを運用したほうがよさそう
- でもスラッシュ付きURLのGoogle評価を捨てたくない
- どうやって実現させる?
はい、頭が痛くなる。そしてこれを全部実現させるためには「正規表現による置換」なしには到底実現できない。だがこれができることでようやく本当に、最初からWordPressで作っていたかのようなスマートな、全体的に統一されたデータに仕上がる。これはとても重要で、WordPressから別のWordPressに引っ越しする場合などで、データの整合性がとれていればすんなり行けるところ、データの整合性がバラバラ(複数種類)ならば、そこで引っ越し時にトラブル発生など有り得るのだ。
ただしもしそれをやるならば、過去にUPした画像ファイルの2018~2022の年ごとに12個の月別フォルダを作ってそこに画像ファイルを移動させる、という気が遠くなる作業が発生する。が画像ファイルへのパスだけなので、そこは妥協してもデータの整合性という点では何の問題もないだろう。今回は妥協する。(なおコツコツと作業可能ならば、WordPressに移行後に月単位で画像フォルダの移動&自動パス修正をすることができるプラグインがあることは確認済み。だが手作業によるプラグインの操作回数だけでも5年×12ヶ月=60回も手作業なわけで……。1日1回作業しても2ヶ月もかかる。日課にして消化するにしても結構なボリュームだ。今は保留にしてとりあえずWordPress移行を優先させたい)
【まとめ】ちゃんとやるなら正規表現の学習が必須!
ちゃんとWordPressにデータを移したいならば、正規表現による置換が必須だ。そして「とりあえずでもいいから、画像ファイルもしばらくは「はてなフォトライフ」から呼び出しでもいいから、仕組みだけをWordPressに移したい」ならば、割とそこそこ簡単にできるような手順サイト、マニュアルサイトはかなりある。それを使ってもいいだろう。
だがそうやってWordPressに移してから運用しながら「本番環境、あるいはテスト環境」をWordPress内でSearch Regexで操作するのは結構心臓に悪い。できれば「はてなブログ」からのエクスポートデータを秀丸エディタなどテキストエディタで正規表現による置換を終えてからWordPressにアップロードしたいところだ。あるいは正規表現だけはPHPの作法が使えるWordPress内で作業をし、単純な置換だけはテキストエディタで事前処理しておいた方が楽だろう。テクストエディタではホットキー一発でUndo, Redoできるから。
壁は「PHPの正規表現」の学習
というわけで「はてなブログ」からWordPressへの移行の最大の敵は「正規表現の学習とSearch Regexによる確実な文字列置換」だったわけです。
うん、そりゃハードル高いわ。これに加えてもちろん、WordPressそのものの理解だったり、リダイレクトやトレイリング スラッシュ、WordPressのバックアップと復元手順など、覚えるべきことが山ほどある。
それができてようやく、コンテンツの見栄えという総仕上げ、ケーキで言うところのデコレーションに取りかかれる。
多くの人にとっては、デコレーションされたケーキを眺めて、包丁で切って、食べる、味わう。ただそれだけが望みのはずなのに、それをブログに当てはめると、実はパティシエのケーキ作りから学び始めることになるわけだ。
そりゃハードル高いわけだ。
その代わり、ケーキ作りにはかなりの自由度が生まれる。材料だってどんな食材でも使っていい。カボチャでもにんじんでも、ベジタブルなヘルシーなケーキだって作れる。
そんな感じで自由な情報発信環境で快適に作業するためには、コンテンツ以前の「コンテンツを支える土台や環境」をきちんと自分の手で整備する必要があるってことだ。
そりゃ、やはり、ハードルが高いわけだ。
半端なく大変だけど、仕上がったときの感動が楽しみなので、できるだけ妥協しないで質の高い満足を求めたい。でもまずは最優先事項はWordPressでの運用に切替えることなので、そこを優先し、デザインはテーマのテンプレに任せることにする。
おぉう、サラッと書いただけでも約8,000文字に達してしまった。書けるネタは山ほどあるよ、WordPressは。それだけ本当に、本当に苦労しているし試行錯誤の数も半端じゃない。
今日はこれにて終了です🍺
今回の創作活動は約3時間30分(累積 約2,907時間)
(842回目のブログ更新)
筆者はAmazonアソシエイト・プログラムに参加しています。(Amazon様の商品を宣伝することで紹介料をAmazon様から頂けるという大変ありがたい仕組みのこと。)
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