カシオ電卓の不思議「AC、マイナス、数字、%」で謎の-100が表示される理由(解決済み)

(約 2,800文字の記事です。)

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タイトルの順にカシオ電卓を叩くと、なぜかどの数字キーを押しても共通の結果「-100」が表示される。なぜ?訳が分からないのでユーザーサポートに問い合わせ中。(JS-200W-Nでテスト。)

対象読者はカシオ製の電卓ユーザーです。

目次

「ACキー、マイナスキー、1つの数字キー、%キー」で謎の-100が表示される

マイナスキーであって、符号反転キーではない。念のため。

(例)

  1. AC, マイナスキー、1キー、%キーで「-100」と表示される。
  2. AC, マイナスキー、6キー、%キーで「-100」と表示される。
  3. AC, マイナスキー、9キー、%キーで「-100」と表示される。

数字キーがどの数字であっても一律で-100が表示される。なぜ?

これはバグ?仕様?なぜ-100なの?

謎すぎるので現在ユーザーサポートに問い合わせ中。

  1. バグなの?
  2. 仕様なの?
  3. イレギュラーな入力ならばなぜエラー表示で止まらないの?
  4. なぜ-100が表示されるの?

こんな具合に問い合わせ中。

【返答】変化率の計算機能とのこと

2021/04/09 追記。

JS-200W-Nのマニュアルはないので代わりにJS-20DBのマニュアルで。

20210409201801.png

まさかそんな機能があったとは……。JS-200Wは公式サイトでマニュアルがないのでそれを確認しなかった(笑)が他のマニュアルを見てみたら%キーを使った計算例にちゃんと載っていたのであった。

ユーザーサポートの人ごめんなさい。お手数をおかけしました。

というわけで「先に入力した数字Aは、後から入力した数字B対して何%アップか?」という計算となる。そして先に入力した数字はACキーでクリアされているからA=0。ゼロは整数値Bに対してマイナス100 [%]だから、計算結果はBの値が何であっても常に-100なわけだ。

試しに1マイナス4%を叩くと、-75 [%]となる。1は4の75%OFFってことだ。

だから、セール価格1ドルの商品、元値が4ドルだった場合、75%OFFセールってことだな。(こんな計算はいつ使うのかは謎だが、きっとある分野ではよく使う計算だからこそ実装されているのだろう。)

あるいは、昨日まで190円だった商品が今日200円になっていた場合、200ー190%と打ち込むことで約5.26%値上げ、ということが分かる。

確かに(200ー190)/190×100 [%]よりもスマートだね。

表示結果の単位がパーセントな点に注意。実数ではない。5.26倍ではなくて、5.26%アップなのだ。

なのでこの使い方は、今回の価格は前回の何%アップ/ダウンを計算するのに便利そうね。なのでこの件はこれにて終了です。

以下、過去ログです。暇ならお読み下さい。

(追記終わり)


きっかけはシャープスタイルの「%割引計算」の入力ミス

私の記憶では確か、シャープ電卓の場合、「千円の5%引き」を求める際には「1000-5%」と打ち込むはず。この癖でカシオ電卓に打ち込んだら変な結果になった。JS-200W-Nの場合は、19,900と表示される。謎。全く意味不明の結果だ。なぜE表示でエラー表示にならないのか分からない。

で、上記のように、まずはACキーでクリアし、ー、任意の1つの数字、%を押したら、何でもかんでも-100が表示される。ますます謎。

なのでもうどうしようもないのでカシオのサポートに問い合わせ中。

(なおシャープの場合は上記スタイルの他にカシオスタイルの1000×5%マイナスキーでも正しく計算されるみたい。既に手元にシャープ電卓がないので未検証ですが、EL-G37のマニュアルにはしっかり2通り記載されている。)

なお、このせいで実務利用に何か影響が出るかというと全く問題ない(笑)純粋な好奇心だ。

なぜ-100?解せぬ……。

エラー表示で止まるならば問題ないのだが、なぜ-100?

これが大問題だと思ったので問い合わせたのだ。カシオ電卓にとってはイレギュラーな入力結果なのは間違いないが、問題なのはエラー表示で止まらずにしれっと謎の数字を表示してしまう点。ソフトウェア的には思い切りバグだと思うのだ。フェールセーフが実装されていない抜け穴。それが「シャープスタイルの正規の打ち込み方法」ですり抜けるのは、実装に穴があるのではないか?と思ったのでサポートに問い合わせ中。

そして何よりも気になるのが、数字キーが何であっても一律-100になる点。バグ以外の説明があったら是非とも聞かせて欲しいと思ったからだ。謎すぎる。

答え、変化率の計算方法の実装でした。先の数字Aは、後の数字Bの何パーセントUPか?を表示します。

今回の創作活動は約1時間30分(累積 約2,353時間)
(714回目のブログ更新)

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