(約 3,800文字の記事です。)
Blenderで快適に手動リトポできるアドオンRetopoFlowがアップデートされた。ところがいきなりバグである。ハッキリ言ってRetopoFlowの更新は内蔵アップデーターシステムを使うべきではない。紹介するZipファイルによる更新と、ユーザー設定データの移植をオススメします。
対象読者はBlenderユーザー、既存のRetopoFlowユーザーです。
更新履歴
2023/07/31 記事をメンテ。
過去の更新履歴
2023/01/19 記事をメンテ。
2021/09/15 Ver.3.2.0の紹介記事からVer.3系アプデ方法の紹介記事に修正
2021/08/21 Zipファイルでのアップデート方法を更新。
2021/07/07 開発者のジョナサン氏からの返答を追記。
2021/6/26 執筆。
内蔵アップデーター経由でアップデートするとバグる
Ver.3.2.3でも相変らず内蔵アップデーターでアプデするとバグる。
しかもVer.3.2.3でアプデに失敗するとユーザーデータ(2つのjsonファイル)が消去されるのだ!これは致命的すぎる。
いきなり内蔵アップデーター機能がバグっている😱 Ver.3.1.0から実装された内蔵アップデーターを使ってアップデートすると、正常に起動しない。Ver.3.2.3アプデ失敗時には肝心のユーザー設定データまで勝手に消去されてしまった😭
RetopoFlowの更新は以下の手順で「アドオンファイル本体の差し替え」と「ユーザー設定ファイルのコピペ」を強くオススメする。
私は今後RetopoFlowのアプデでは内蔵アップデーターを使うことはないでしょう。怖すぎる。以下の紹介のようにZipの中身の移植+2つのjsonファイルの保持でいくと思います。。。
(たまたまBlender 2.92.0のアドオンインストールフォルダに過去のユーザー設定データが残っていたのでそれを移植して乗り越えた。)
Zipファイルでの手動アップデート手順
まずはBlender MarketにログインしてRetopoFlowの注文履歴から最新のZipファイルをDLしておく。
- まずはBlenderを終了させる
- BlenderのアドオンフォルダからRetopoFlowフォルダを見つけ出す(※1)
- RetopoFlowフォルダを適当な場所にバックアップ用にコピーしておく(アプデ後は削除OK)
- RetopoFlowフォルダ内の「① RetopoFlow_keymaps.jsonと②RetopoFlow_options.json」だけを残し、それ以外を削除
- 最新のRetopoFlowをDLして適当な場所にZipを解凍
- 出てきたRetopoFlowフォルダ内の全てのファイルをコピーし、
- Blenderアドオンフォルダ>RetopoFlowフォルダ(※1)内にそれらをペースト(つまりアドオンファイル本体の差し替え)
- Blenderを起動させてRetopoFlowが最新版になっていればアップデート完了
要するにRetopoFlowフォルダ内のファイルの差し替えだ。既存のユーザー設定ファイル(2つのjsonファイル)以外を差し替えたわけです。
作業前には以下の記事にも目を通しておくと作業がスムーズだ。
別の更新方法はこちら
別のやり方
上記手順以外でも、
- 2つのjsonファイルを別のフォルダやデスクトップなどにバックアップコピーしてから
- よく知っている通常のアドオン削除砲補(アドオンのチェックOFFして削除ボタン)でアドオンをアンインストール
- Blenderの再起動、アドオンを再インストール、Blender終了
- 2つのjsonファイルを元のフォルダに戻す
- Blender再起動
という手順でもOK。
一般的なアドオンでは、この手順によって設定も全て初期化されるが、手順4の「2つのjsonファイル」を元に戻すことで設定値が維持される、という仕組みだ。
ご支援(有料マガジンの購入)のお願い
2023/01/19 追記
2021/07/07 追記
RetopoFlowは無料で使えることが分かったと思います。恐らくは今後も無料で使い続けることができると思います。ですが日本語による「使い方の解説」は現在ほとんど見つけることができません。上記の有料マガジンではRetopoFlow Ver.3になってからほぼ全ての機能を解説しています。
2023/01/19現在では、最新のVer.3.2.9に全ての記事を対応させるように全面改訂致しました😊
またバグの報告や機能提案なども積極的に開発者のジョナサン氏に報告しています。私からのバグ報告により致命的なバグの全てが修正され、また更に使いやすくするために提出した改良案も次々と実装されていきます。
私はRetopoFlowの購入者であるためサポート窓口を経由して報告できます。また時間がかかっても必ず「今後どうするか」の返答がもらえるので、バグであれば修正を要求していますし、機能提案についても「実装するのかしないのか」の返答がもらえます。こうやってVer.3.0.0から今のVer.3.2.0では、ユーザーにとってかなり使いやすく進化しました。
実際にVer.3.0.0から今日現在までの新機能の9割は私から開発者へ働きかけて実装してもらいました。(他の1割程度が、私が見知らぬ改良ということです。)なので、RetopoFlow 3の進化の9割は私から開発者への情報提供がきっかけになっています。これは自信を持って言えます。
頑張ったことは謙遜しません!(笑)
無料でRetopoFlowを利用している皆様におかれましては、どうか今後もRetopoFlowの改善やバグ報告を継続できるように、そして今後も日本語による解説を継続するためにも、是非とも有料マガジンの購入によってご支援して下さるようお願いいたします。
今回の創作活動は約30分(累積 約3,136時間)
(878回目のブログ更新)
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