Blenderははっきり言ってアドオンで機能を強化して使うソフトだ。4.2からレガシーアドオンとエクステンションに名前が変わったがこの記事では全てアドオンと呼ぶことにする。(この記事では不定期に紹介アドオンを追加していきます。)
私がインストールしているアドオンは約30個あった。多分少ないほうだと思う。業務用途なプロユーザーだと50個以上は入れて使っていると思う。
だがどんな用途であってもこれがないととても不便だ!という「隙間を埋めてくれるアドオン」がある。今回はその必須アドオンの紹介。ただし詳細な説明ではなく簡潔な説明にとどめる。詳しく書き始めるとキリがなくなる😅
(約 2,500文字の記事です。)
更新履歴
2024/10/20 公開
無料アドオン
無料アドオンも優秀なアドオンは山ほどあるが、万人にオススメできるアドオンだけに絞って紹介することにした。
UIを日本語と英語で切替える
Endキーで日本語UIと英語UIを切替えられる。Blenderのチュートリアルや情報源によっては英語UIだったりするので、検索ウィンドウで英語で検索するときなどにホットキー一発で切替えられるので便利。
ドラッグだけで簡単に奥のメッシュも選択
Blender標準ではドラッグで範囲選択したときに「画面の奥にある要素」は選択されない。選択するためには透過モードに切替えてからドラッグする必要がある。これがだるい。
ところがこのアドオンを使うと、見え方は通常のままだが、範囲選択中だけ一時的に透過モードになるのだ。これは快適😍一度使うともうデフォルトBlenderには戻れない。
透過モードの矩形選択、ブラシ選択、投げ縄選択が選べる。
アドオンのデフォルトショートカットに注意
このアドオンをインストールすると編集モードでのLキーが透過投げ縄選択モードに上書きされてしまう。
デフォルトのLキーはメッシュ・アイランドの全選択なのでこれを変更されると困るわけです😖
なのでアドオンの設定から不要なホットキーのチェックをOFFにしよう。
チェックOFFにすると元のホットキーに戻る。お好みでホットキーを変えたり無効化したりしてみよう。
元々は有料だが「しばらく無料開放中」のレアケース
UVToolkit、これには無料版のV1と有料版のV2がある。V2は某国の戦争の影響でBlender MarketでもGumroadでも有料販売ができなくなった。なので戦争前にV2を購入したユーザーだけがV2のDLとアプデ版をDLできていた。そんな状態が2年近く続いたのだが、4.2とエクステンションの導入によって、作者は「しばらくの間は」V2も無料で開放してくれた😍
私はV2購入済みですが、たまたまエクステンションを調べていてV2無料公開化を知りました。
ただし作者も上記エクステンションページで宣言しているように、
- いずれ有料販売手段が復活したら無料公開は終了するよ
- 無料だけど有料販売へのリスペクトも忘れずに!
- 機能の拡張予定はなし
あとエクステンションなので当然ながら4.2からしか使えないので無料版V2は3.6では使えない。(インストールに失敗する。)現状では既存のV2購入者以外に3.6対応版のUVToolkit V2は利用できない。
有料アドオン
どんな人にもでオススメできる普遍的な有料アドオンであって、お手頃価格なアドオンをご紹介。
有料アドオンになるとさすがに万人にオススメ、というよりも「その専門作業で必須」という場合が多い。だが全てのBlender使いにおすすめできる有料アドオンもある。
紹介アドオンを考えたところ、やはりというか有料アドオンは高機能で特定の性能に特化しているため、カジュアルに万人向けというアドオンはなかなか少ない。また機能解説し始めるとどんどん深い分野に入ってしまう😱なので簡単な解説にとどめます。
選択オブジェクトを常にアウトライナー上に表示させる
3Dビューポート上でオブジェクトを選択するとアウトライナーの表示範囲に自動的にスライドして選択位置を表示するアドオン。普通にBlenderのみだと、クリックしたオブジェクトが縦に長いアウトライナーのはるか下の方のオブジェクトだったりすると、いちいちアウトライナーを縦にスライドしないと表示されない。
だがこのアドオンだと一発表示😍3Dビューポート上でオブジェクトを選択した瞬間にアウトライナーが自動で縦にスライドして「見える」状態になる。
三角ポリやNゴンがあってもループエッジを選択する
このアドオンは確か2023年までは無料アドオンで、ある時期から有料アドオンのみになった。その代わりNゴンでもループエッジを選択できるようになり、メンテと開発が進んでいる。
Blender純正機能だと三角ポリやNゴンがあるとそこでループエッジ選択が止まってしまうが、このアドオンならほぼループエッジを選択できる(あまりにも複雑な場合には選択の一部がおかしいが、それはご愛敬というものだ)
まとめ
Blenderのアドオン解説記事は探せばいくらでもでくる。なので車輪の再発明になりそうなので詳しい解説は省略した。
- 有料アドオンは高機能特化型なので、色んな専門的な作業で効率化できたり複雑なことを簡単操作で実現できる。
- 無料アドオンはちょっとかゆいところに手が届くが、開発者が開発を放棄するリスクは常にある。
- 有料でも無料でも、アドオンなしでBlenderを使うのはおすすめしない。アドオン依存だと確かにアドオン開発終了に伴うリスクを負うことになるが、それを回避してBlenderのみの作業効率はガタ落ち、またはアドオンなしでは実現が困難な作業もある。
なのでBlenderを使う以上、アドオンを駆使して効率的な作業を考えたほうがいい。アドオン開発終了による影響は、本当に完全に開発終了が決まるまでは考えなくてもいい。他のPythonプログラマが開発を引き継いでくれるかもしれないし、類似の有料アドオンが出ているかもしれない。対策時間は十分あるのであまり恐れずにアドオンを使っていこう。
アドオンはBlender Marketで定期的に開催されるセールで25%OFFで買うのがお得です。
今回の創作活動は約1時間30分(累積 約3,962時間)
(990回目のブログ更新)
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