(約 3,000文字の記事です。)
Blenderで任意のメッシュを別のメッシュの表面に沿わせて変形させる有料アドオン「Conform Object」の使い方のご紹介。
ZbrushではIMMブラシに一工夫すると同様のことができます。
ですが、Zbrushでは難しいことがBlender+Conform Objectならば簡単にできるというメリットがあります。ここでもやはり使い分けが重要です。
ただし詳細はnoteの有料記事に書いています。今回はその紹介記事。ですが、元々の公式マニュアルがかなり丁寧なので頑張れば自力でも理解可能です(笑)
対象読者はBlender ユーザー、Conform Objectユーザーです。
更新履歴
2022/02/19 noteの記事を公開。執筆中に発見した致命的なバグを報告し、Ver.1.0.2で修正して頂きました。
IMMブラシでのフィット変形のデメリット
まずはじめに、実は逆にZbrushのIMMブラシのほうが有利な場面もある。特にIMMカーブブラシが有利なシーンが多い。何でもかんでもBlenderが有利でZbrushが不利というわけじゃない。そこは最初にお断り。
だがIMMブラシのメッシュフィット変形のデメリットはズバリ「後からの位置変更や、位置変更に伴う表面追従ができない」点だ。
要するに完全に貼り付け直しの作業になってしまう。これがデメリットだ。Zbrushは全般的にデジタルツールを使ったアナログ作業なことが多いので、どうしても可逆性が犠牲になる。特に貼り付け後のメッシュのトポロジ変更は結構大変で、その都度IMMブラシへの追加変更と貼り付け作業という二重苦が待ち構えている。
加えて、個人的にはIMMブラシでオブジェクト表面に「単体メッシュを追加する作業」は、とても作業しづらいと感じる。UI操作が独特だから。縦に伸びたり横に伸びたり、メッシュの大きさがCTRL押しでブラシの直径に依存したりと、Zbrush節が効きすぎかなw、と。
その点で言うと今回のConform Objectはモディファイア変形なので可逆性がある。位置の変更やメッシュの変形がいつでも可能だ。
ただし一部の手順では少しだけやり直しが発生する。でも全部やり直しではないのでまだいい。
また今回は詳しくは紹介しないがCurve Array Proというアドオンを使うと指定したオブジェクトをカーブオブジェクトに沿って等間隔で配置できる&いつでも微調整できるという技も使えるので、IMMカーブブラシ以外では私はBlender+アドオンでメッシュを表面に配置すると思う。
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そして今回紹介するConform ObjectはIMMブラシによる表面フィットに取って代わるもの(というか同等機能)だと思ったのでそのご紹介。
Conform Objectでできること
詳細はnoteの有料記事に書きます。ここでは簡単な紹介をスクショベースで。
Conform Objectでは上記①~③のように、オブジェクトを表面にフィットさせつつも、先端部分の形状を保ったり、あるいは表面に沿って全体を変形させたり、その中間となるように変形量をミックスさせたりということをパラメーターのスライダ1つで簡単に調整できる。
特に①は突起物の先端形状を保ちつつ、根元は本体にフィットさせられる。ZbrushのIMMブラシの場合にはどうしても③になるし、②の調整もできない。
そしてConform Objectはモディファイアの適用を簡単にしてくれる支援ツールなので基本的にはモディファイア変形なので、色々と可逆だ。例えばモディファイアを適用する前ならばメッシュをこんな具合に簡単に移動できる。トポロジ変更もできる。
これによって暫定配置し、いつでも位置や角度、変形量を微調整できるのがBlenderの強みだ。
Conform Objectの使い方の詳細
Conform Object Ver.1.0.2の9割以上の機能を解説しました。
これを読めば1時間程度でフル機能を完璧に使いこなせることでしょう。
今回の創作活動は約30分(累積 約2,687時間)
(788回目のブログ更新)
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