Mayaはデフォルトではパース表示カメラのみが自由に視点を操作できる。だがパースなしの、平行投影でカメラの視点を自由に変えてモデリングしたい場合がある。perspカメラの「平行投影表示をチェックON」すると今度は視点回転ができない😱
私はただ、平行投影のままで自由に視点を変えたいだけなんだ!
Blenderではこのボタンをクリックすることでパースと平行投影がトグルする。ビューポート上の自由な視点操作がどちらでも可能だ。同様のことをMayaでやりたい。だがその方法がなかなか見つからなかった。
なので頭に来たのでここにメモしておきます😅
(約 2,000文字の記事です。)
更新履歴
2024/12/07 選んだアイテムのタブをアクティブにする方法を追加
2024/12/05 公開
パースと平行投影の切替え(Alt + P)
ホットキーのAlt + Pが一番手っ取り早い。
図のようにViewメニューからたどってもいいが、だるい。
Webで検索すればperspカメラを選択して、アトリビュートエディタの深い階層のOrthographic viewsからOrthographicをチェックONするやり方も出てくるが、はっきり言ってだるくてしょうがない😱ホットキーAlt + Pでよくね?
だが次の問題にぶつかる。平行投影に切替えられたが、今度は視点が回転しない。
ぢゃあどうやってロックを解除するの?これを探すのにとても苦労した。
平行投影ビューのロック解除方法
念のため、カメラはperspカメラを選択していることを確認。
- Viewメニューから
- カメラ ツールズを選び
- タンブルツールをクリック(注意点あり、後述)
- Tool Settingsウィンドウがポップアップするか、しない場合は(どこかにあるはずの)Tool Settingsタブを自分でクリックする
- LockedをチェックOFFする(これでローテーション可能)
- 画面がカクカクするのでSteppedもチェックOFF
これでperspカメラを平行投影+自由な視点にできる。Alt + Pで平行投影とパース表示をトグル切り替え可能。
この設定はperspカメラのみのロック解除ではなくて、全ての視点でロックが解除される。各自で試してみて欲しい。
だがこのデメリットを受け入れてでも平行投影で自由に視点を回転させてモデリング作業したい場合があるのだ!
Tool Settingsを別ウィンドウでタブ化している人は要注意
Tool Settingsウィンドウをどこにもカスタム配置していない場合、タンブルツール選択時にウィンドウがポップアップする。
だが多くの人がそうであるように、過去に別のツールであってもTool Settingsウィンドウをどこか別のウィンドウ内のタブに配置していた場合、ポップアップ表示されない。
要するに「何も起こっていない」ように見える。これが罠😭私はこれにはまった。Lockedというチェックボックスすら見えないぞ!と……。
タブがフラッシュ点滅するとか、タブがアクティブになるとかそういうリアクションがあれば親切なのに🤔
この罠に気が付けないと⑤のLockedチェックボックスに辿り着けない=視点回転を手に入れられない。
オプションボックスという四角いUI
2024/12/07 追記「オプションボックス」
アイテム選択時に「アイテム名」ではなくて四角いウィンドウアイコンをクリックすると自動でタブがアクティブに、表示状態に切り替わります。知らなかった。😱The 初心者なのです……。
最初からアイテム名をクリックしたら「このウィンドウアイコン」をクリックした時の挙動にデフォルトでなっていたらよかったと思うのだが、なぜUIを追加してまで「タブのアクティブ化」挙動とアイテム名のクリックでの挙動を分けたのだろうか……。
調べてみたらこんな違いが分かった。
Maya のメニューに表示される四角いアイコンは、オプションボックスと呼ばれます。これはコマンドやツールに関連付けられたオプション設定を開くためのUIです。この挙動について以下のように説明できます。
挙動の違い
- アイテム名をクリックした場合
- アイテム名をクリックすると、そのコマンドやツールが直接実行されます。
- 例えば、エッジループツールをクリックした場合、即座にエッジループの挿入モードになります。
- オプションボックスをクリックした場合
- このアイコンをクリックすると、関連するツールまたはコマンドの詳細なオプションウィンドウが開きます。
- 例えば、エッジループのオプションボックスをクリックすると、そのツール設定ウィンドウが表示されます。(カスタムでシェルフに登録したアイコンをダブルクリックした状態。)
なので今回はオプションボックスをクリックでいいわけだ。ちょっと成長した😊
平行投影で視点回転が必要か?という議論ではなくて
Web検索したときに「とんちんかんな回答」が多かった。「視点回転させるビューは平行投影ではなくてパース表示だよ」とか「平行投影表示では視点回転できませんよ」とか💢
できるぢゃんよ!
また「平行投影で視点回転が必要か」についてはユーザーが各自で判断するし、そもそも「平行投影でかつ視点を自由に変えたい」のだから、その方法を返答すればいいのに、必要性の有無や誤った回答を書き込む人がいるのには呆れた……。そしてChatGPTやPerplexityも謎の珍回答ばかりだった😱
平行投影のまま視点モデリングモデリング作業したい人もいるのだよ。
まとめ
- Mayaではデフォルトではperspカメラの平行投影は視点回転がロックされている
- Camera tools > Tumble ToolからLockedをチェックOFFできる
- Tumble ToolをクリックするとTool Settingsウィンドウがポップアップするが、過去に自分でTool Settingsタブをどこかに配置していた場合は自分でそのタブをクリックする必要がある(罠)
- アンロックできればあとはAlt + Pでトグル切り替えできる
- スペースキー押しでの4分割画面も連動してロック/アンロックされる点に注意
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今回の創作活動は約1時間30分(累積 約4,048時間)
(1,019回目のブログ更新)
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