(約 3,500文字の記事です。)
社会人生活が長くなって「何を今更」「才能などと」そう思う人もいるかも知れない。「そんなのは学生のうちにやるべきであって、もう手遅れだよ」と言いたい人もいるかも知れない。
だが現在の自分が既に持っている才能を「本当に有意識上に引っ張り出して、意識してその才能を活用しているか?」という問いにYESと答えられる人はどれくらいいるだろう。私にはその自信がない。
もちろん自分の才能の一部については理解しているし、意識して活用している。だが最近その結果が頭打ちになってきている気がするのだ。そう、才能が伸び悩んでいる気がするのだ。
そもそも、私自身が感じていたそれは本当に才能なのだろうか?とも思えてきた。仮にそれが真の才能だとしても、今後、それをどう伸ばしていけばいいのか?分からない。今ココにぶつかっている気がするのだ。
才能とは何か?分からないので本から学ぶ
なので初心に返って「そもそも私の才能とは何か?」について真正面から取り組むことにした。これがここ数日の私の活動だったりする。
これを今日、読了した。記事中の1,000個もある「才能の具体例1000リスト」は100個少々でいったん打ち切って、明日全部終わらせる予定。
結果、およそ自分が認識している才能と本書を読んで自覚した才能は、7割程度が既に一致している。だからこそ文章作成で生活できているとも言う😊だがそのペースが頭打ちになってきている理由は、恐らく、本書で言うところの短所をうまくカバーできていない弊害が顕在化してきているのだろうとも感じた。
才能を意識しない「我流の限界」かも
本書では才能を自覚した後で、それを更に強化するための基本指針についても簡単に紹介している。そして私の強みの才能のうち、まだまだ強化できていないスキルがボロボロと見つかった😱これは短所というよりも長所の、帆のあるボートのうち帆の部分が小さいか、帆が穴だらけで航行している状態だ。風が吹いてもスピードアップできないし、できても想定よりも遅いし、強風ならば穴が更に広がるか帆が裂けるリスクもある。
やりたいことをやりたいようにやりたいだけやったとしても、それだけではダメなんだと感じた。我流の限界だと思った。
なので本書で才能をきちんと見定めた後は、自分の才能を強化するための学習に入らなければならない。文章作成術についても「洗練」させる必要がある。ここから先は自分の過去の経験のアウトプットだけではどうしようもない。プロから「エッセンスだけ」を素早く学んで咀嚼して、次のアウトプットに活かす努力が必要だ。
インプット&アウトプットの必要性
恥ずかしながら、もうアウトプットは十分な量に達したと思う。あとは駄文を垂れ流しても価値を世の中に提供できない。だが私にとっては書くこと自体は息を吸って吐くほど簡単なので、これが私の才能なのだ。ここを強化する必要がある。
価値ある情報を「文章で伝える」ための工夫
ライティングスキルのバージョンアップが必要だと感じた。私が今まで使ってきたライティングスキルも悪くはないが、今一度最新の技術や技術変化、環境変化に合わせたライティングスキルの取得が必要だと感じた。
3DCGとの付き合い方の再検討
才能を探すに当たり、今まで何となくやってきた3DCGだが、本当に自分の才能に合っているのか分からなくなった😱「なりたい自分を探す」ことと「才能を探す」ことは全く別だと本書で理解した。3DCGを始めたのはどちらかというと「なりたい自分を探す旅」から派生したものだ。
お絵描きしながら「絵は立体物を平面に変換する能力だ」「努力で変換する必要ってあるのか?つらいし気が遠くなる、しかも下手だ」「ならば最初から立体で作ってレンダリングすればいいのでは?」「立体→平面化の変換はPCに任せよう」という発想から3DCGに入っていった。
(まぁ最終的には落書きする程度のお絵描き能力はやっぱり必要なのですが……。)
3DCGに「文章作成」という才能がかけ算されて今に至っている分けだが、これはもしかしたら3DCG以外のターゲットに対して文章作成という才能を使っても十分に世の中に価値を提供できるのかも知れないな、と思った。
実際、これまでにペンタブ選び、左手デバイス、電卓選びや簿記の話、料理の話やオーブンの話、ロードバイクや自転車の話など、3DCG以外にも興味を持って調べまくって、結果、色々と詳しくなった経緯がある。ブログだけではなくてnoteにもたくさんの雑多な日記がある。そしてブログのアクセス数も上位の記事はなぜか「USBプリンタをネットワーク経由で印刷できない場合の解決方法」だったりする。
主に3DCG専用ブログとして「はてなブログ」から始まったブログも今はWordPressに乗り換えてかなり自由に運用できるようになった。
だがここに来て「本当に3DCGオンリーで行きたいのか?」が分からなくなってきた。自分の才能を活かすためには3DCGのみで縛らない方がいいかもしれない、と。
Houdiniを学んでいて気付いた「違和感」
これは実はHoudiniを学びながら感じたことだ。Houdiniはどの3DCGソフトとも違う、不思議なソフトだ。プロシージャルであるが故にパラメトリックな組み立て方になる。どうしても直感的な作り方ではない。それゆえにランダムや規則性のある無限生成な表現に極端に強い。なので全く別の世界の3DCGツールだと思って学ばないと混乱する。
だが今このHoudiniを学ぶことが本当に自分の才能を活かすことにつながるのか?と疑問を感じ始めていたのが先月くらいの話。なんだか違和感があるのだ。モヤモヤしている。そしてHoudiniは分かりづらい。習得するためには相当な覚悟と努力とエネルギーと時間が必要だとすぐに分かった。
Houdiniでできることのメリットと表現の魅力は十分に理解できたが、今、私はそれをやりたいのか?ちょっと違う気がしてきたのだ。
生涯学習としてHoudiniを学ぶ価値は十分あるのだが、今、集中的にHoudiniに習熟する必要があるのか?他に今、優先するべきことがあるのでは?とモヤモヤしていたのだ。そして最終的に「今の活動方針や内容と自分の才能とが本当に一致しているのか?」という疑問に到達したわけです😊
大人になってからでも「才能の自覚」の再点検が必要
そう、これは過去のブログでも書いていた。私はどちらかというとエンジニア、テクニカルライターだ。3DCGモデリングや立体化手法のワークフローにはあまり興味がなかったのだ。だから実際、3DCGでの成果物はほとんど公開していない(作るには作ってはいるのだが、未公開作品ばかりだ)。
結果、自分の成果物は3DCG解説集がほとんどだ。
物事の理解・分解・再構築によって、他人にとって分かりやすく「要するにどういうことか?」「どう使えばどんな事に便利に使えるのか?」を簡潔に伝える能力=私の才能だ。これは大分前から自覚していたし、これによってお金を稼ぐことができている。
ただしその対象物のへの興味がなくなりつつある。例えばZbrushへの興味・関心が薄くなってきた。ソフトのことをよく知ってしまったということもあるが、これからもZbrushを使って何かを作ってみたいというモチベーションが上がらないのだ。
モチベーションが上がらないと、書く気にならない。この気質も一つの才能であり、どちらかというと短所になるが、逆に長所としては「のめり込んだらとことん徹底的に取り組む」という側面があるのでそちらを伸ばしたい。
となると、興味を引くツールやアドオンやプラグインを早く見つける必要がある。ただし問題なのは「それを使って何を作りたいか?」を自問自答すると何もでてこないのだ。
なので未だに「3DCG考え中」なのだ😭
何かを作るつもりがないのに3DCGツールを解説しているという、不思議な状態だ。この宙ぶらりんな状態が、今の自分の停滞につながっているとも感じている。なのでここで一度立ち止まって、自分の才能とこれからの活動方針について、点検する必要があると感じた。
というわけで今回は本の書評というよりも、自分の才能を自覚するための再点検のきっかけとして本書を紹介する記事として今日は終了です。
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今回の創作活動は約1時間30分(累積 約3,337時間)
(912回目のブログ更新)
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