(約 3,400文字の記事です。)
YT ステッピング スライダの販売促進のための営業活動を少しずつ進めている。今回は途中経過の日記。久々にZbrushプラグインに関する日記を書けることがとても嬉しい😊
価格設定の難しさ
公開当時の価格は7,700円。開発期間と時間数を考えれば、これでもかなり妥協した価格となる。
だが公開後から一夜明けて冷静に考えてみると、かなり高いね、うん。
スライダがホットキーで操作できるようになっただけでしょ?
確かにその通りです😭
色々考えた結果、採算のことはおいといて、Zbrushユーザー、プロユーザーやホビーユーザーのことを考えて、とりあえず今は3千円台からスタートしようと思い直した。現在は3,600円です。(将来的に変更されることがあります。)
販売経路の見直し
BOOTHで販売を開始することは当然として、今回は海外向けのサービス「ArtStation」についてもいくつか見直しをした。
ArtStationでは外部リンクが(ほぼ)使えない😭
ArtStationについてはいくつか奇妙な実装がある。以下のようになぜかブログカードが表示できない。
そしてここからが本題。
ArtStationでは驚きの、な、なんと「ArtStation側が認めたドメイン以外への外部リンクがNG」なのだ!😱なので当然当ブログサイトや以下のような「詳細な使い方はこちら」というURLへの誘導が一切できない。
ArtStationでは以下のような文言を書けない。書いてもすぐに運営からページそのものを非公開化されてしまう。
https://www.yamato-tsukasa.com/manual-stepping-slider/
ArtStationが認めたドメインとは、YouTubeやVimeo、あるいはArtStation内の自分専用サイトなどだ。それら以外は外部リンクと見なされ、ある日突然、運営によって非公開化されるのだ!Eメールでその通知は来ますが……。非公開化された場合には商品の管理サイトのSuppressionタブからその履歴を見れば分かる。
恐らくはGumroadなどへの誘導対策だと思うが、個人作家が自分のサイトのポートフォリオサイトのURLすらも貼れないというのは、ちょっとひどい制限な気がする。
これについては別のアイディアで回避することにした。
何のためのYouTube動画か?
何かを動画で表現することは、とてもエネルギーがいる。個人的には「日本語の場合には1分の動画に1時間の編集時間」だと感じている。それくらいエネルギーと時間がいる。単純な編集作業時間だけではなくて、企画、演出、撮影、実際の編集作業、テロップ入れ、YouTube側でのアップロード後の設定、それらを考慮すると……。まずは1分あたり1.5時間で考えてもいいだろう。それくらい動画編集には時間がかかる。
見るのは一瞬、作るのは1日作業。こういうことはザラなのだ。
これはクリエーター側に立ってみないと分からないと思う。。。
特に多言語化は、もう心が折れる。日本語オンリーで作るだけならまだ楽だ。そこに英語でのバイリンガル対応を最初から考えるとコストが2倍に膨らむ。つまり1分あたり3時間の実作業にまで膨らむ。もう、無理です😭
今回は「誰のための、何のための動画か?」を事前に突き詰めて考えておいた。
今回はArtStationユーザーのために
もちろんYouTubeで動画化してしまえば、BOOTHにも使えるし、上記のようにYT ステッピング スライダに興味のあるユーザーへの販促にももちろん使える。だがそれはあくまでも副産物。今回の主題は、「ArtStationユーザーのためだけにYouTube動画を作って公開する」事に決めた。筋を1本通した。
目的が1つに絞られると、やれること、というか「やらなくてもいいこと」がハッキリした。
英語オンリーで十分
まずはYouTube動画の日本語対応をバッサリカット。日本語が読める人は当サイトやBOOTHの解説を読めば100%分かるので、わざわざYouTubeにアクセスしてこの動画を見ることもないだろう。
目的はArtStationユーザーへの外部リンクの提供だからだ。概要欄には「アクセスして欲しいURLだけ」を書いておくことにした。他の情報は少なければ少ないほどいい。
今回はYouTube動画=「ArtStationユーザーにランディングページのURLを提供する」という使命を与えた。なのでシンプルにそれだけに価値を絞ることにした。
実際、YouTube動画はブログで公開しているGif動画をつなぎ合わせただけだ。多少は間の調整をしたくらいだ。今回必要なのは動画コンテンツの魅力ではなくて「YouTubeの概要欄」ただ1つなのだ。
URLリンクという文字列を表示できて、ハイパーリンクになっていさえすれば、それでいいのだ。
今回はたったそのためだけにYouTube動画がある。それだけ、今回の動画製作と公開にあたっては、その役割が果たされればそれでいい。割り切ったのだ。今までとは全く違う、ビジネス視点でのドライな扱いだ。
情報の集約、一元化、管理と運営
今回からはプラグインの紹介や使い方記事、将来的なアプデなどの更新情報も全て当サイトで管理することが決まっている。情報の一元化だ。そのメリットに気が付いたため、昨年の冬からコツコツと情報の移転とWordPressによるサイト運営を進めていた。今、ようやくそれができるようになった。
これははてなブログなどのメーカー製ブログサイトでは絶対にできなかったことなのだ。悲願だった😍
例えばこんな感じ。紹介ページはこちら。これはランディングページだ。とにかくアピールしたい特徴だけに絞ったページだ。
そして詳細なマニュアルページはこちら。こちらにはあらゆる情報を集約している。更新履歴や細かい注意点など、思いついたものを何でも追記している。
ArtStationもYouTubeも「必要最低限の情報のみ」
理由は簡単だ。当サイトで管理している上記2つの情報を見てくれさえすれば、それでいいからだ。YT ステッピング スライダに最も関連するページへのアクセス手段を海外ユーザーに提供すること。これさえできればいい。
なので今までのように、英語でくどくどと書くことは止めた。結果、シンプルなページと短時間作業で済んだ。拍子抜けするくらいに。
サイト内の上部に「バイリンガル用の定型表現」を追加
これもメーカー製ブログを抜けてWordPressでの「既定の文言の使い構わしとメンテ」ができるようになった成果だ。以下の文言は恐らく今後もプラグインのページの上部に貼り付けられていることだろう。
これはWordPressの一部の機能を利用している。元となるパーツの文言を書き換えればそれを利用した全ページに自動で反映される。1対多の関係だ。こういうのがデジタルの強みだ。
海外ユーザーも当ページに誘導した以上、日本語以外で読んでもらう必要がある。でもその準備は不可能だ。だからせめてユーザーへの喚起によって各自でなんとかしてGoogle翻訳などを利用して非日本語の言語でもサイトを読んでもらいたい、という狙いだ。
【まとめ】開発の後に営業活動が待っているのです
結局何が言いたかったかというと、プラグインを開発するのは開発者だが、そこから先、どうやってユーザーに届けるかという話になると、営業活動に切り替わるよ、ということ。そしてそのノウハウはプログラミングとは全く別の所にある。けれどプログラマの視点として、なるべく論理的かつスマートに営業活動をこなしたい。
今回のその答えの一つは、WordPressによる情報の一元化と運用方法の統一化だった。そして次にArtStationとYouTubeなど海外向けの展開方法と運用ルールの明確化。何をどこまでやるか/やらないかの明確化、線引きだ。
こんな感じで、実は難産だったYT ステッピング スライダですが、開発での苦労を除けば、かなりスマートに営業展開できている、と感じています。
想定外だったのは、それらの効率を全部ひっくり返してしまえるほどの、開発時点での苦労があまりにも多かったことです。
とりあえず今回の裏側の話は以上です😊
今回の創作活動は約1時間45分(累積 約3,220時間)
(885回目のブログ更新)
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