(約 3,800文字の記事です。)
なんで3DCGソフトを扱うときに日本語UIにこだわるかなぁ。英語を勉強すればいいだけなのに。3DCGのプロを目指すならば「決して避けられない英語学習」の話。
対象読者は3DCGソフトを扱う全ての読者。
UIって?
以下、UIとはユーザーインターフェースの略記です。ユーザーインターフェースとは、例えばソフトウェアのボタンなどの「見た目」のことです。
ゲーム画面の「操作可能なボタン類」などもUIと言えます。
日本語UI?英語UI?理想は全部英語UIだが……
3DCGソフトを扱う段階で「日本語UIがあればラッキー」くらいに思って欲しい。というのもほとんどの3DCGソフトは海外製なので、日本語に対応しないのが当たり前であって、逆に日本語UIがあるほうが「かな~り親切、親日派企業」だと思った方がいい。
ほとんどのソフトメーカー&プラグイン&アドオン開発者にとって、日本語ローカライズは「面倒でやっかいなもの」と考えている。それだけ日本語は難しい上に、全角と半角の「横幅スペース」の問題もある。ボタンUIの幅が狭いと、半角英語ならばギリギリ収まる場合でも、日本語全角文字だとかなり見切れる場合もある。
もうね、ソフトウェアの性能とは無関係に日本語UIに対応すること=「面倒くさいことがあまりにも多い」のだ。なので制作者側にとっては日本語UIに対応することは面倒ごとでしかないわけね。
英語UIを理解できれば何の問題もない
要するに、ユーザー自体が英語UIで問題なく扱えるだけの「3DCGの英単語」について理解を深めればいい。
ハッキリ言って、3DCGの英単語くらいならば丸暗記してよね!ということだ。そうすれば話が早い。どんな3DCGソフトを使っても3DCG用の英単語が分かれば、どんなメーカーのどんなソフトを使っても、ソフトのボタン名では困らないだろう。
そして3DCG限定であっても、英語に関する知識が身に付けばマニュアルなども英語でそのまま理解できる。キーワード検索でGoogleに聞けば色んなトラブルシュートもできるはずだ。
【結論1】3DCG限定でいいから英語を学べ!
これだけ。これが全ての結論。そして身に付けた知識は一生モノなのだ。
なのに何で勉強しないの?英語だからと言って頑なに拒否するの?もう理解不能。
- 英語ができる人
- 英語ができない人
こう考えると、確かに両者には大きな違いがある。そして大半の人は「私は英語ができない」と答えるだろう。私も後者だと思う。そうそう「英語ができます!」と断言する人はいないだろう。
だが言いたいことはそこじゃない!!!
これは3DCG限定で言うと、
- 3DCG限定の英単語を暗記しようと努力する人
- 3DCGの英単語すら学ぼうとしない人
この両者には深い溝がある。当然、アウトプットの質にも差が出る。この差とは、今すぐの差じゃなくて「1~3年後の差」だと思って欲しい。1年後の差は微妙かも知れないが3年後の差は圧倒的だと思う。主に「トラブルシュートで技術的な困難のブレークスルーの数」がモノを言う。できないと思って諦めた人と、不可能を可能にした=困難を突破した人の経験値の差=実力差になるだろう。
……、ね、3DCG限定でいいから、英単語、暗記しようよ?
そういうこと。そうすれば日本語UIでない場合の問題から開放される。楽じゃね?
なんで常に常に、ず~っと日本語UIにこだわるかなぁ。英語を勉強すればいいだけなのに……。
では日本語UIが用意されていても使わない方がいいのか?
実はここにも難しい問題がある。もちろん英語UIで使えるようになればそれで問題ないが、しかし、企業側が日本語UIを用意している場合、あえて英語UIで行くべきか、素直に日本語UIで行くべきか。もちろん日本人にとって日本語UIのほうが分かりやすいに決まっている。だがしかし!その分かりやすさのぬるま湯から少し出る努力をすると、色々いいことがある。
ソフト側の日本語UIの実績が長い場合
まず、日本語UIを選んでもいい場合というのは、翻訳のレベルがそこそこまともな場合だ。機械翻訳で投げっぱなしの日本語ではなくて、ある程度翻訳者チェックが通っている、3DCGの専門用語を考慮してもまともな日本語になっている場合。
その場合は、日本語UIで学習を始めてもいいと思う。そしてかなり慣れてきたら、たまに英語UIに切替えるなどして理解を深めていけばいい。
逆に日本語訳がひどい場合。一例としては、Log(ログ)が「丸太」と訳されていた(笑)ログハウスの、あのログは丸太という意味ね。同様にNormal(法線)が「通常」とか訳されていた日には、信用できないUIだ(笑)
とはいえ、前述のように日本語ローカライズは企業にとっては結構負担になるので、ある程度の規模のソフトウェア会社からリリースされていなければ、基本的に「ほぼ機械翻訳頼み」の日本語UIになる。ここは覚悟した方がいい。
逆に日本語UIになってから何年も経っているようなソフトの場合には翻訳がこなれていて「実践で使える」UIになっていることが多い。例えばBlenderなどの翻訳はかなりいい感じになっている。もちろん完璧ではないにせよ、ほぼ問題ない。Zbrushなどでも同様。
海外製のアドオンやプラグインの場合
こちらは日本語UIに依存できない。開発者が非ネイティブ日本人ならほぼ絶望的だ。対応を期待してもまず無理だし、日本人が開発協力しない限り日本語ローカライズは難しい。そういうときに「3DCG限定でもいいから英単語を読める」ならば、そのままアドオンを使える。もちろんポップアップヘルプメッセージも英語なので、少しでも英文を読めるならば、ヘルプが大いに役に立つ。
このときのために英単語を学ぶ価値がある。
【結論2】大手ソフトのまともな日本語UIならば利用してもいい
ソフトの学習で頭がいっぱいな上に、慣れない英語UIでスタートというのは相当な負担だ。分かる。なのである程度ソフトになれるまでは、用意された日本語UIを使ってもいいと思う。何でもかんでも英語UIが史上最高!というわけでもない。
ただ、慣れてきたならば、英語UIになじむ努力をすると、そのまま「英語力向上」につながる。少なくとも「英単語アレルギー」からは脱出できる。そうなれば海外製のアドオンやプラグイン利用時のハードルを下げることができる。
最終的にはどっちのUIでも作業に支障はない!というレベルに達すれば、立派な3DCGクリエーター!というかカッコいいよね!
なので、日本語UIが使えるソフトであっても、ソフト自体になれたら少しずつ英語UIも試して単語についてだけでも「日本語⇔英語」の相互変換ができるようにしておくと、将来的に役に立つ。調べ物をしていて例えリンク先が英語オンリーのページでもGoogle 翻訳を使い、「よくある変な誤訳」についても日英の単語の違いを知っていれば、推測しながら正しい意味で解釈できる。
というわけで、やっぱり3DCG専門の英単語だけでも、少しずつでいいから学んだ方がいいよ!ということでこの記事は終了!
(おまけ)
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今回の創作活動は約30分(累積 約2,722時間)
(793回目のブログ更新)
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