(約 2,200文字の記事です。)
3DCGで英語動画を見ているとよく耳にするのが「アーティファクト」という単語。要するにどんな意味?概念なの?調べても簡単には出てこなかったので記事にしておきます。
更新履歴
2022/05/29 一部わかりにくかった部分を修正。
要するに、3DCG関連でのアーティファクトとは
アーティファクト(artifact)
何かしらの処理や作業をした結果、意図せずに発生してしまった好ましくない階調の段差表現やノイズ表現などの意味。
段差表現にはメッシュの立体的な段差形状や、グラデーション表現のような階調表現における急激な変化(ステップ的な変化)の概念を含む。(出典:大和 司より)
という結論・理解に達した。
例
影のアーティファクトならば、本来ならば滑らかなグラデーションとなるべきところが、レンダリング結果やベイク結果ではなぜかガタガタとした階調が付いた表現になってしまった場合。AO(アンビエント・オクルージョンなど)の処理の不具合の表現で海外話者がよく「アーティファクト」と言っている。
ポリゴンメッシュのアーティファクトならば、本来ならば(ハイポリ表現によって)滑らかな表面となるべきところが、なぜがローポリチックな、段差が付いたガタガタな表面状態(またはスカルプト結果)になってしまった、という具合。リトポのパラメータの失敗例で時々使われる気がする。
多分だいたいこの理解・概念であっていると思う。
アーティファクトの場合、ランダムに発生する「モスキートノイズ」とは違って、本来ならば滑らかな表現であるべきところが、処理の不適切さによってガタガタに表現されてしまった場合に、YouTube動画の海外話者はよく「アーティファクト」という単語を使う。主にレンダリング結果の画像や映像だったり、リトポ後のメッシュ状態について話すときによく出てくる。
<参考>
アーティファクトとは?
Googleで色んな意味を調べてみたのだが、言葉そのものの意味は出てくるけれども、3DCG業界でいうところの意味について「これだ!」という記事が見当たらなかったので、私なりにまとめておきます。
言葉の意味はこんな感じ。
概念の理解で分かりやすかったのはこの記事。
ちなみにWikipediaの内容は微妙というかむしろ混乱した(笑)よく読むと最後の方に関連情報が出てくるが……。
こっちは割と目で見て分かり易い例です。
後は各自で調べてみて下さい。
個人的には、何でこんな簡単に説明できる概念がスパッと解説されている記事が見当たらないのかがむしろ謎です。。。
くどくどと説明されても「要するに何?」がわかなければ意味がないような。
今回の創作活動は約15分(累積 約1,376時間)
(494回目のブログ更新)
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