(約 2,200文字の記事です。)
Back To the Center Plugin : BTCP、そもそもZbrushの不自由さを解消するために開発したのだ。最初はそんなツールがないか探したが見つからず。なら自分で作るしか!完成、今ココ。
今日になってようやく自分がやりたいことを実現できたのでその報告。ヤッタネ!
一度左右非対称にしてしまったら左右対称編集できないって辛いよね?
これ、昨年のクリスマス用に作ったオリジナルモデル。画面は真正面の図。
顔はテンプレのままポージングさせて完成させた。
だが、表情を変えたい。だが既に左右非対称。困った。
これがず~~~~~とストレスだった。
これから先、どんな造形を作っても、ちょっとでも動かしたら左右対称編集に戻れない。これは辛いよね?
で、なんとかしてサブツールをワールド軸の原点に戻せないか?上下の首振りはともかく、少なくとも左右対称編集は出来ないか?と考えていた。
これとは別件でマクロを使って作業効率化をしていた
なので公式のZscriptのリファレンスマニュアルは多分20回くらいは総読している。Zscriptで何が出来て何が出来ないかを知るためだ。
Command Reference | ZBrush Docs
で、このリファレンスの中で角度情報を得られそうなのは「トランスポーズツールのアクションライン」だけだった。
ならば、左右方向に引いたアクションラインをX軸に沿わせるようにサブツールを回転させられないか?と思ったのだ。
幸い、三角関数やArc tanなどの関数は使えるようだ。ならばいけるのでは?と思って開発して完成させたわけだ。
この辺の苦労話はいくらでもかけるが今回は省略。とりあえずBTCPが完成したので実際に使ってみよう。
一度左右非対称にしてしまった顔を左右対称編集に戻そう
ただ、クリスマスモデルは当然ながら頭部に位置合わせ用のキューブを仕込んでいない。
なので今回は「チェンジザワールド軸」モードで回転させて顔を原点に移動させることにする。
頭部のメッシュ自体は対称にZremeshしている。なので、両目の位置からX軸へはソート出来るのでマクロ実行。
次に頭頂部から鼻に向かう方向(Z軸方向)を指定してマクロ実行。この軸が水平にそろえられる様に回転するのでそこは考えて引く。
あとは中心軸上の好きな点を選んでマクロ実行。例えば鼻先を選んでみるとしよう。
結果、こんな感じ。
ちゃんと顔が左右対称になりました。ヤッタネ!
途中でトランスポーズマスターがエラーを吐いたので、その対策で情報収集に時間がかかった。
その際の記事はこちらをご覧下さい。
笑顔を取り戻せ!
マウスで適当に塗り塗り。BTCP完成祝いでべろんべろんです(笑)
BTCPでドラゴン(マガモ)のポリゴン対称性を利用して元に戻す
Step 3の中心軸のセルが1つずれていたらしい。ど真ん中がずれている。が、X軸はきちんと沿っているので問題ない。ということにしよう。
完成!
Before & After
全体の相対的な位置を保ったまま、顔だけを左右対称編集にて変更することが出来ました!
これがやりたかったんだよ。
これで私はZbrushの呪縛から一つ解放されて、自由な創作の空を飛べるようになったのでした。
今回の創作活動は約15分(累積 約735時間)
(163回目のブログ更新)
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